2年振りにオオジュリンがヨシの茎を齧ってみるのを見かけた!

ヨシの茎を齧るオオジュリン

オオジュリンのあれこれ

今年は季節を通して野鳥を見る機会が減っている気がしています。

年毎に周りの環境が人の手によって変えられているからかも知れません。

例えばカシラダカは海屋の宝川や善太川の土手で、餌を探しているのをよく見かけたものですが、ここ2年程は殆ど見かけなくなりました。

ただ養老山地東麓の南濃町の雑木林やハリヨ公園の樹木では見かけています。

カシラダカは世界的に数が減少しているのですが、蟹江周辺の平野部までには降りてきていないようです。

またオオジュリンも同様で、蟹江の日光大橋北側や鍋蓋新田の善太川のヨシ原でよく見かけていたのですが、2年程前からほとんど見かけなくなりました。

鍋蓋新田のヨシ原で遠くの川沿いのヨシにとまっているのを、今年になって数度見かけているだけなのです。

日光大橋北側の日光川の水辺のヨシ原の下には、たくさんのポリ袋に入ったゴミやペットボトル、家具や電化製品などが散乱しています。

そんなヨシ原に2年ほど前まではオオジュリンの群れが来ていたのですが、見かけなくなりました。

その場所だと写真も動画も割と撮りやすいので、それを楽しみにしていたのです。

今年もオオジュリンには会えないかも知れないと思っていました。

昨日(2月29日)に強風が収まって少し曇り空の日だったので、日光川の土手を歩こうと出かけました。

するとオオジュリンの小群がそこのヨシ原にとまって茎を齧っていました。

鍋蓋新田のヨシ原はオオジュリンがとまっている場所が遠く、しかも逆光なので良い写真や動画が撮れません。

この場所は割と良い写真が近くで撮れるのです。

オオジュリンはホオジロ科の仲間で、ホオジロ、アオジ、カシラダカととても良く似ていてなかなか区別できません。

でも習性がヨシの茎を齧るので、それでオオジュリンと区別しています。

見かけたオオジュリンは、ヨシの茎を齧りながら移動していきました。

中には喉の部分が黒いものも見かけました。

恐らくオスではないかと思われます。

オオジュリンの夏羽は殆ど見かけたことはないのですが、オスは顔が黒っぽくなるらしいのです。

一度だけ夏羽だと思われるオオジュリンを見かけたことがあります。

少し時期が過ぎていけば、そうした顔が黒いオスの個体が見られるかもしれないなぁと思っています。

またこの場所に考えています。

(スズメ目 ホオジロ科)

カモ撮りこうちゃん