予想通り、今年も日光川にヨシガモの群れが来ていた!
2023年12月19日に見かけたヨシガモ
これまで見かけたヨシガモのあれこれ
蟹江周辺で例年ヨシガモを見かける場所は決まっています。
日光川とその並行する佐屋川、善太川の河口周辺だけです。
今のところ、他の場所では見かけません。
なぜ毎年同じ場所だけで見かけるのか疑問に思っていましたが、どうも越冬場所は保守戦略に従って行動しているからではないかと思うようになりました。
というのは、ヨシガモは親に連れられて北海道北部、沿海州、カラフト、千島列島やカムチャッカ半島などから数千キロの旅をしながらやって来ます。
決まった場所で越冬して命を落とすことなく繁殖地に帰れたことから、同じ場所を越冬場所に選ぶという戦略です。
その越冬は家族単位ではないかと思われます。
実際、蟹江周辺のヨシガモがどこから来るのかは定かではありませんが、とにかくかなりの距離を大群で移動しながら、越冬場所は家族単位に分かれるのではないかと考えています。
春になって繁殖地に戻る時は、また多くの家族が集まって大群になるのではないかと考えています。
2023年12月19日に日光川と佐屋川の間の土手を歩いていくと、佐屋川にヨシガモのオスとメスの2羽が護岸のコンクリートにいました。
私が近づいたので、佐屋川の方に飛んで水面に降りました。
ヨシガモがいつ来るだろうと思っていたので、やっと来たのだと思ったのですが、2羽だけで少なすぎます。
昨年見かけた時は25羽前後の群れでした。
このオスとメスは番いかも知れないと思いながら、ヨシガモはこれだけなのだろうかと思ったのです。
数日後の12月24日に、日光川の上流部の新蟹江小学校近くの水面上に20羽前後のヨシガモの群れを見かけました。
先日見かけたヨシガモも混じっているのだろうかと思いながら、やはり群れで越冬のためにここにやって来ているのだなぁと思ったのです。
夕方にはヨシガモは、日光川の土手に上がって、草を食んでいました。
群れは例年だと3月初旬頃になると、日光川と並行している佐屋川付近にやってくるようになります。
土手の草などが生えてくるからでしょうか。
この例を見て、私のカモの越冬についての「カモは保守戦略に従って、同じ場所に毎年越冬しに来る」という仮説を強める証拠立てになったと思いました。
同じ家族が同じ川に来ているかどうかは、雑種カモに基づいて説明してきたので、そこをご覧ください。
(カモ目 カモ科)
カモ撮りこうちゃん