トラツグミでなくてホシムクドリだった!
トラツグミでなくホシムクドリだった!!
2023.2.2づけのblog「もしかするとトラツグミかも知れない鳥を見かけた」では、初めて見かけた黒っぽい鳥をトラツグミかも知れないと書きました。
書いてからもずーっと心にひっかかっていたのです。
少し色が黒すぎるのではないかと思っていたのです。
フェイスブックの鳥見サークル(鳥情報交換サイト)で大阪の女性がトラツグミの写真を掲載していました。
その写真を見ると茶色の羽で、黒っぽくないのです。
私の見かけたのは黒っぽいので違っているかもしれないと思っていました。
今朝フェイスブックを見ていたら、今西政博さんが
「写真を整理してたら…先日逢ったホシムクドリ…2羽と思っていたら3羽いたことが判明…今頃、どこの空の下にいるだろう?2023.1.27 兵庫県西宮ベイエリア」とムクドリの写真の中にホシムクドリが3羽いる写真を掲載していました。
その写真を見たら、先日私がトラツグミと思った鳥がホシムクドリと載っていたのです。
そこで「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と渓谷社)のホシムクドリを調べると私が見かけた鳥そのものでした。
図鑑の数ページを確認した積もりでしたが、見過ごしていました。
でも正解が分かってほっとした気分です。
「日本の野鳥」のホシムクドリには「数少ない冬鳥。市街地やその周辺の林や農耕地、川原など。1980年頃から毎年九州以南に渡来するようになり、年々増加傾向にある。数羽か、ムクドリの群れの中に少数が混じって行動することが多い。木の実や昆虫類などを採食する。夕方にはムクドリとともにねぐらに入るため、ねぐら近くの電線や木などに集まる。」と記されています。繁殖地はユーラシア大陸の西側、周年生息地はヨーロッパと北アメリカとなっています。
昔アメリカの西海岸に出かけたとき、公園で黒っぽいムクドリ風の鳥を見かけたことがあります。
日本で普通に見られるスズメなどは見かけませんでした。
もしかすると、ホシムクドリだったかも知れないなぁと思いました。
私たちの認識を考えると、間違いや勘違いをいくつもしながら正しい認識へと進んでいくのだと思っています。
どんな間違いや勘違いをしやすいかを考えることも楽しい作業です。
今考えるとトラツグミの体型とホシムクドリのそれとは随分違いがあると思うのですが、その時はその体型という属性を無視してしまったのです。
今回そうした間違いと勘違いをしたお蔭で、ホシムクドリはこれから忘れないだろうと思います。
(スズメ目 ムクドリ科)
カモ撮りこうちゃん