自宅の庭に生えているクワクサ
クワクサとその花
自宅には南側に狭い庭があります。庭の南側に家が迫っていて、1年のうち春分を過ぎて秋分までの真夏の一時しか太陽が当たりません。
でもそんな庭にメダカを飼っているプランターや発泡スチロールの水槽が20個近く置いてあります。
水草のアナカリス(オオカナダモ)を買ったときに茎に埋め込まれたと思われる卵が幼虫になって羽化したベニイトトンボがここ数年は発生しています。
6月中旬から9月下旬まで100匹以上が羽化しました。
そこで水槽も庭も手入れせず放置しています。
何年もそのままにしていると、庭に雑草といわれる植物が生えてきます。
季節が進むにつれて植物も変わっていきます。
種を蒔いていなので、風や鳥によって運ばれたものです。
春先にはカラスノエンドウ、タネツケバナ、オニタビラコ、ハルノノゲシなどが花を咲かせます。
夏になるとドクダミ、ムラサキカタバミ、ヨモギ、カタバミ、タカサゴユリ(テッポウユリ?)、タツナミソウ、ムラサキシキブなどが生えてきます。
またムカゴから育てたヤマノイモやカラスビシャクも見られます。
タカサゴユリ(テッポウユリ?)、タツナミソウなどは隣家からのものだと思われます。
秋になるとイボクサ、イヌタデ、ヤナギタデ、チヂミグサ、ニラ、イノコヅチ、クワクサなどが花を咲かせます。
他には何年も前から植えていたオオバも花を咲かせ出しました。
また隣家が植えていたフジバカマも咲き出しました。
季節の変化に伴って植物も変化していくのを見るのも楽しみです。
クワクサは蟹江周辺を歩き回っていても見かけた感覚がありません。
自宅の庭では毎年この時期クワのような実をつけて花を咲かせます。
最初見かけたときはとても驚きました。
本当にクワの実をつけているようなのです。
「野草・雑草の事典530種」(金田初代 洋一郎 西東社)には「茎は下部からよく分枝して直立し、細かな毛が密生しています。先がとがった卵形の葉は質が薄く、両面がややざらつきます。雌雄同株ですが、葉腋の短い花序には雄花と雌花が混じって密につきます。どちらも花弁を持たない小さな淡緑色、時には紫色を帯びることがあります。葉の形が樹木のクワに似ていることが名の由来です。生育地は畑、道ばた、庭の隅、草地、林縁。分布は本州~沖縄。花期は8~10月。高さは30~80㎝。」と記されています。
私は葉の形より、花のつき方がクワのようだと思ったのですが、葉の形もクワのようだとは気がつきませんでした。
クワクサのような心形の葉を持つものにはアカメガシワ、クサギ、サルトリイバラなどがあります。
やっぱり花のつき方がそっくりだよなと思ってしまいました。
(クワ科 クワクサ属)
カモ撮りこうちゃん