なかなか撮れない敏捷で用心深いイタチ
蟹江周辺の動植物を撮るために歩き回っていると、イタチを時々見かけます。
この付近でも生息しているようです。
イタチは敏捷な上に用心深く、すぐに叢の中に入り込んでしまうので、写真に撮るのが難しい動物の一つです。
一番残念だったのは、永和駅の沼辺で子ども連れの家族を見かけたのですが、写真に撮れなかったことです。
伊勢湾に流れ込む宝川の河口近くの土手で、イタチの写真を偶然撮ることができました。
一瞬走り去ろうとして立ち止まり、私の方を振り返って、何者かと確認するような仕草をしました。
その場面を連写して何枚か撮ることができました。
全くの幸運でした。
イタチは基本的に肉食系の動物で、ネズミやカエル、鳥などを捕食します。
ある時は果物を食べているようです。
永和の畦道で、イタチが何か食べようと頑張っていました。
それはミシシッピアカミミガメでした。
甲羅があるので苦戦していましたが、結局は諦めたようでした。
畦道を歩くと動物の糞が落ちています。
私は草食動物の糞は「コロコロうんこ」、肉食動物の糞は「ビシャビシャうんこ」と単純に考えています。
その「ビシャビシャうんこ」を時々見かけるのです。
きっとイタチの糞だろうなと推測しています。
狭い自宅の庭をイタチが歩いているのを見かけました。
団地なので叢がある訳ではありません。
団地に住みついているのかもしれません。
ご近所にイタチの被害が出ている可能性もあります。
「イタチのすかしっぺ」と言われるように、スカンクのように窮地に立たされるとくさい臭いを発したり、尿や糞の臭い、ノミやダニなどの被害も考えられます。
ネズミ被害の対策として、イタチを外国から移入したようなのですが、今ではネズミよりイタチの被害の方が大きくなっているようです。
単純な発想で、天敵を移入すればよいという考え方は、改める必要があるかも知れませんね。
(ネコ目イタチ科イタチ属)
カモ撮りこうちゃん