ミサゴとトビの食性を考えてみた
ミサゴが魚を捕る
魚を運ぶ
魚を啄む
トビが魚を捕る
トビが獲物を運ぶ
トビがバッタを探す
捕った魚をカラスにとられた
先日弥富市海屋の畑の電柱でミサゴとトビを見かけました。
今年はここの畑は冬にコムギを植えつけ、6月にはコンバインで刈り取ったまま放置されていました。
ここでも大型農業が行われています。
その後耕運機で耕してダイズの種を蒔いたので1週間も経たないうちに、緑の苗が育ってきています。
今年は適度に雨降りと好天が交互に続き、気温も高かったので発芽や生長が早いのではないかと思われます。
これまで見かけていた畑の電柱で先日もミサゴを見かけました。
採餌する定点場所だと思われ魚を啄んでいました。
今回は魚の種類は分かりませんでした。
食べ終わる頃だったからです。
多分ボラかコイだと思われます。
ミサゴは必ず頭から食べ始めます。
習性なのでしょう。
最後まで食べ尽すのもいつもの通りです。
その近くにトビが獲物を掴んで飛んできて電柱にとまりました。
啄み始めました。
余り大きい獲物ではなさそうですが、ネズミか何かではないかと思われます。
トビは獲物に飛びかかって仕留めるのは得意でないので、動物の死骸やバッタ類などを捕っているようです。
でも日光川や善田川の水面近くの大きな魚を飛びながら掴み捕ったりもしています。
魚を食べているのを見かけます。
ミサゴの狩りは魚が中心で、伊勢湾に流れ込む庄内川、新川、日光川や善田川などには大きな50㎝を超えるコイや汽水域にいる大きなボラなどが多数生息しています。
こうした魚をミサゴはホバリングしてから脚から突っ込んで掴みとります。
体が水中に潜りこんでしまう程ですが、それから羽ばたいて水面から飛び立ちます。
こうした環境があるからミサゴがこの周辺で生きていかれるのでしょう。
魚を主に捕るタカやワシの仲間には、ミサゴの他にアメリカの国鳥ハクトウワシ、オジロワシなどがいるようです。
種類としては多くはなさそうです。
私はハクトウワシが魚を捕るワシだと知りませんでした。
それを最近知ってとても驚きました。
それに比べると、トビは魚も捕るし昆虫や獣も食べます。
食べる範囲が広そうです。
北海道で見かけるオオワシも魚と獣の両方を捕っているようです。
オオタカ、ハヤブサ、ノスリやチョウゲンボウなどは昆虫を含めてネズミやハトや小鳥などを獲物にします。
完全に肉食といえる仲間です。
このようにタカやワシの仲間には、魚中心の餌を捕る仲間、魚と昆虫を含めた獲物を捕る仲間、昆虫を含めて肉食の仲間に分けられそうです。
食性の違いを考えるとミサゴとトビでは環境が変化したとき、どちらが適応的かなと考えてしまいました。
(タカ目 ミサゴ科)(タカ目 タカ科)
カモ撮りこうちゃん