キツネアザミとイヌコモチナデシコの違いが、最初はわからなかった!

キツネアザミの花

最初、キツネアザミと間違えたイヌコモチナデシコ

4月下旬から5月の連休頃、ハルジオンがそこら中で咲いています。

田んぼの畔や用水路の土手では群生して咲いている所さえあります。

一番多く群生していると思う所は、揖斐川の土手下でした。

ハルジオンの花の蜜を狙って甲虫やハチやチョウたちがいるに違いないと思って出かけたのですが、当日風が強かったからか、全く昆虫類は見かけませんでした。

それより田んぼの畔や用水路脇の土手の方で、モンシロチョウ、キタテハ、時にトラフシジミ、アオスジアゲハなどを見かけたのです。

そんな咲いているハルジオンの中に、5~6年前からピンクの小さい花をつける植物を見かけていました。

花茎を沢山出して、ピンクの花を沢山つけているのです。

最初はそのピンクの花にしか目がいきませんでした。

その頃、花茎の先端にピンクの花を咲かせている植物を他でも見かけました。

道路の端の叢や、中央分離帯などで沢山咲いています。

当時は咲かせているピンクの花にしか目がいかずに、どんな科の種なのか、どんな葉や茎なのかを観察することもありませんでした。

それで同じ植物だと思い込んでいたのです。

それ以前にも、宮城県の村田町から岩沼市に抜ける山道脇の田んぼの叢に沢山生えていたことを想い出しました。

この時期に、東北でも咲いていたのです。

後に、この両者のピンクの花を咲かせる植物は、キツネアザミとイヌコモチナデシコだということが分かってきました。

キツネアザミはキク科でイヌコモチナデシコはナデシコ科です。

よく見ると、全く種類も印象も違っているのに、同じだと思い込んでいたのです。

「野草・雑草の事典530種」(金田初代 洋一郎 西東社)のキツネアザミには「すらりと伸びた茎に羽状に深く裂けた葉が互生します。葉のふちにとげはなく、裏面には白い綿毛が密生して軟らかです。上部で分枝した茎の先に、すべての頭状花からなる頭花が直立して咲きます。アザミに似ているのにとげがなく、よく見ると違いことから、キツネノだまされたというのが、名前の由来ですが、アザミの仲間ではありません。」と記されています。

ウィキペディアのイヌコモチナデシコには「ナデシコ科イヌコモチナデシコ属の二年草。分布はヨーロッパを原産地とする。日本(本州・四国・九州)に帰化している。葉は直立し、草丈は20~30cmになる。葉は対生。春に淡紅色の花を咲かせる。コモチナデシコと非常に似ており、見分けるのは極めて困難で、種子の模様でかろうじて区別できる。道端や草地に生育する」と記されています。

一瞬の花の色合いが違うものを、同じと決めつけていたのです。

私たちは外面的に似ているものを一括りにして、纏めようとする習性があるようです。

モンシロチョウといっても、何十年前に見かけたものと、最近見かけたものは、個体は違っているのに、同じモンシロチョウで同じだと思うことと同じです。

(キク科 キツネアザミ属)

カモ撮りこうちゃん