ヤブニンジンの実はヘリコプターのプロペラのようだった!
ヤブニンジンの実(見えにくいけど、悪しからず!)
海津市南濃町津屋にあるスナサノヲ神社内は、杉林になっていて境内は薄暗い環境です。
随分昔からあるらしい風情ですが、ある季節になると草刈りがされているようです。
でも他の神社に較べると、ほったらかし状態になっている雰囲気です。
昨年、偶然にチョウや昆虫がいないかと思い、境内を歩いたのですが、そこで色々な植物を見かけました。
例えば、キツネノカミソリ、ヒメカンアオイ、ウバユリ、ホウチャクソウフタリシズカなどです。
いつも歩きまわっている蟹江周辺では、殆ど見かけることはない植物たちです。
でもヒメカンアオイは別にして、他のキツネノカミソリ、ウバユリやフタリシズカは、東北では度々見かけましたが、こちらでは全く見かけなかったのです。
東海地方のこの辺りでは、もともとキツネノカミソリ、ウバユリやフタリシズカは生息していないと思い込んでいたのです。
ところがこの神社で見かけました。
キツネノカミソリ、ウバユリやフタリシズカは、蟹江周辺と海津市あたりでも昔は生えていたのではないかと思われるのです。
それらが見られなくなった理由は何か。
きっと人によって自然環境が変えられてきたからでしょう。
このように環境が変えられている中で、昔ながらの環境が保持されている一つが、こうした古い神社の境内のようです。
先日この神社で、セリ科の面白い植物を見かけました。
花が終わって実ができていたのですが、その実が放射状で、何か細いヘリコプターの翼のような感じだったのです。
セリ科かだとは葉の形で分かりました。
ミツバやヤブジラミと同じような葉だからです。
こんな植物があるんだなぁと思ったのです。
この実の姿を見て、何か自然の作り出す造形力の凄さを実感してしまいました。
この植物を「日本の野草」(林弥栄編 山と溪谷社)で調べてみたら、ヤブニンジンと分かりました。
またウィキペディアのヤブニンジンには「セリ科や分ニンジン属の多年草。新潟県直江津市ではウマゼリとも呼ぶ。ナガジラミとも呼ばれる。茎は直立し、高さは30~60㎝になる。茎と葉の両面に毛がある。葉はながさ7~30㎝になり、2回3出羽状複葉で、小葉は卵形になり、縁には鋸歯がある。花期は4~5月。枝先に複散形花序をつけ、小花序に少数の白色の5花弁をつける。花序の下の総苞片はあり、小花序の下にある小総苞片は下を向く。果実は細長く、上部がふくれ、株は細まり、隆条に上に刺毛がある。日本では、北海道、本州、四国、九州(屋久島以北)に分布し、山野の日陰になる藪などに生育する。世界では朝鮮、中国、アムール、ウスリー、シベリア、カフカズ、インドに分布する。」と記されています。
まだ知り合ったばかりなので、その生態などは詳しく分からないのですが、もしかすると、この境内だけで見られる植物かも知れないなと思ってしまいました。
(セリ科 ヤブニンジン属)









