花の咲くサクラの木で、コゲラが枝を突いてイモムシを捕っていた!
桜の花が咲く幹で餌を探すコゲラ
海津市ハリヨ公園で見かけたコゲラ
久し振りに福原輪中の船頭平公園にでかけました。
この時期になると、公園内の叢でムラサキサギゴケの花が一面に咲き出すからです。
ほとんど同じように見えるトキワハゼと完全には区別できていませんが、ムラサキサギゴケは春の時期にしか咲かないと聞いているので、それでこの両者を区別しています。
昨年よりは咲いている範囲が増えており、他の叢にもたくさん咲いていました。
その後、公園内の叢の縁を歩きながら、長良川の端に係留してある浚渫船の方まで行きました。
その辺りではまだサクラが咲き、ウグイスが囀っていました。
そこで白っぽいサクラの花の写真を撮りました。
そのサクラはとても良い香りがするのです。
こんなに匂うサクラを見たのは初めてでした。
このサクラについては、近く書く予定にしています。
その後、木曽川と長良川を繋ぐ船頭平閘門に向かう川に沿った小道を歩いていくと、モミジの木があり、そこで番いと思われるシジュウカラを見かけました。
木々の間を行ったり来たりしています。
よく見ると時々イモムシらしいものを咥えて啄んでいます。
モミジの葉を見ると、ところどころにイモムシがいるのが分かりました。
やはり春なんだなぁと思ったものです。
そのモミジの木に、シジュウカラとは違う鳥がやってきて、幹に平行にとまりました。
すぐにコゲラだと思い、写真に撮ろうとしましたがピントがあいません。
それから隣のサクラの花が咲いている木に移動しました。
そしてその細い木の枝や幹にとまりながら、懸命に嘴で突いています。
やはりコゲラだったのです。
こんな解放された公園でコゲラを見かけたことに吃驚しました。
コゲラは山地の麓の木々に来るものだと思い込んでいたからです。
「サクラ切る馬鹿に、ウメ切らぬ馬鹿」という諺があります。
サクラは切ると切った所から細菌などが入って腐食しやすいのです。
材質としては硬いのですが、カミキリムシの幼虫などによってボロボロになってしまいます。
昔からサクラの寿命は50~60年ほどだと言われています。
団地の用水路脇のサクラも寿命で、管理していないものは伐採されています。
そういえば、海津市のハリヨ公園で見かけたコゲラは、皆サクラの木に来ていました。
どうもサクラの木には餌である幼虫などが多く潜んでいるようです。
サクラの木で懸命に枝の幹を突いていたコゲラの動画を撮ったのですが、よく見ると最後の方でイモムシらしいものを捕らえていました。
突く労力に値する獲物だったかどうかは分かりませんが、餌を捕っていたのです。
さすがだなあと思ってしまいました。
(キツツキ目 キツツキ科)
カモ撮りこうちゃん