ハコベの仲間がなかなか区別できないでいる!

ハコベ(コハコベかな?)

ウシハコベ

ノミノフスマかな?

小学校低学年の頃、社宅の縁側の下に金網で囲ってニワトリを飼っていました。

採卵のためで、母にときどきハコベを採って来てといわれ、採りに行ったことを想い出します。

米ぬかと一緒に餌として与えていたのです。

ハコベは茎が長く、葉と一緒に刻んでニワトリの餌にしていました。

今となっては、それが私の仕事だったかどうか想い出せないでいます。

ハコベは春の七草の「セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロこれぞ七草」と詠まれる中に入っています。

ハコベラがハコベのことです。

仙台で小学生相手に、春の野草をテンプラにして食べる活動をしたことがあります。

タンポポの葉と花、ヨモギ、ツクシ、ユキノシタやモクレンの花などと一緒にハコベもテンプラにして食べてみました。

テンプラにすると茎だらけ感が強く、美味しいとは思えませんでした。

最近になって、ハコベはナデシコの仲間だと知りました。

ハコベ以外にも、ウシハコベ、ノミノフスマ、ノミノツヅリ、ツメクサ、オランダミミナグサなどがあるようです。

ノミノフスマは未だに同定できていませんが、ハコベとウシハコベもどう違うのか、なかなか区別できないでいるのです。

ウィキペディアのハコベには「ハコベとはナデシコ科ハコベ属の植物。『ハコベ』は一般にコハコベとミドリハコベを総称していう。単にハコベというときはコハコベのことを指す場合がある。コハコベは越年草。ハコベラ、アサシラゲ、ヒヨコグサなどとも呼ばれる。」

「ウシハコベはユーラシア大陸、北アフリカ、日本全土に分布する。山野に生える。草丈20~50㎝ほどで、茎は斜めに立ち、上部の葉は葉柄がない。花弁は2裂し、花柱は5個、オシベは10本ある。雌しべの先端が5つに分かれることで他種と見分けがつく。」

「コハコベは単にハコベとよばれている種。道端、空き地、畑などに生える。茎は暗紫色を帯びる傾向が強く、片側に軟毛が生える。花柱は3個、オシベは1~7個。旧大陸原産で日本全土に帰化する。」

「ミドリハコベは、日本全土、アジア、ヨーロッパ、アフリカの温帯・亜熱帯に広く分布する。道端、空き地、畑など、コハコベと同じような場所に生えている。コハコベよりは大型で、成長した際の高さは15~50㎝くらいになる。茎はほとんど緑一色。葉は卵型となり、短い柄をつけ、対生する。~中略~ 花柱は3個、雄しべは5~10個。この数はハコベの識別点にもなっている。」と記されています。

今のところ花柱の5個と3個で、ウシハコベとハコベ(コハコベとミドリハコベ)の違いをつけようとしていますが、何せ花が小さいので、虫眼鏡を使っても目の悪い私には容易に区別できないのです。

できてからコハコベとミドリハコベを区別したいと考えているところです。          

(ナデシコ目 ナデシコ科 ハコベ属)

カモ撮りこうちゃん