3月に入るとマガモは番いになって行動するらしい!
2羽で行動するマガモの番い
他の番いと一緒に行動する
久し振りに3月7日に善太川の新大井橋にカモの写真を撮りに出かけました。
オオバンが群れになっていて、たくさん泳いだり、餌採りしていました。
例年この時期にはオオバンを多く見かけています。
他にはコガモ、オカヨシガモ、マガモがいましたが、1月や2月に較べるとその数が少なくなっています。
かなりの数が善太川から離れて、木曽川などに移動しているのではないかと思われます。
マガモの数も同様に最盛期に較べると少ない感じがします。
でも残っているマガモを見ると、オスとメスが連れ立っている感じなのです。
番いのようです。
前に離れていったマガモたちには、成熟していないマガモが混じっていると思われますが、ここに残っているマガモのオスとメスは成熟した番いのようです。
秋から春にかけて新たに番いになったか、前から番いになっていたかの可能性があります。
春先になると番い形成がより促進されるのではないかと思われるのです。
マガモはユーラシアやシベリア大陸が繁殖地ですが、そこでの繁殖行動には4か月はかかるでしょう。
営巣、産卵、育雛してヒナが独り立ちするには、その期間一杯かかってしまうと思われます。
そう考えると、繁殖地に戻ってから相手を探して番いになるには時間が足らないと思われます。
繁殖地に帰る前に番い形成をしておくことが必要なのです。
10月に越冬のために日本に来て、翌年の3月を過ぎる頃には、太陽高度が高くなって、マガモのホルモンやフェロモンの分泌が盛んになり、番い形成をしたくなる可能性が考えられます。
これまでマガモやオカヨシガモなどを見ていると、番いだと思われるカモたちは、とても仲が良いのです。
多分私の思い込みによる感情移入だとも思うのですが、人間の感情のやり取りのような行動を度々見かけます。
善太川のマガモのカップルは、他のカップルと群れたり、横を通ったりしているものの、基本的にはオスとメスの二羽が基本になっているようです。
私の単なる仮説でしかありませんが、日本に越冬のためにやって来るカモたちは基本的には家族単位で行動していると考えています。
それが集まって大群になって行動しているのです。
家族単位の最小単位はオスとメスの番いなので、善太川に残っているマガモは最小単位の家族だと思われます。
新しく番い形成したオスとメスのマガモは、家族になるための時間を、帰らずに過ごしているのではないかとも考えられるのです。
数年前日光川で3月初旬にオスとメスのヨシガモが2羽泳いでいたことがあります。
繁殖地に帰れるかと心配しましたが、新たに番い形成したカップルだったかも知れないなぁと今になって考えています。
(カモ目 カモ科)
カモ撮りこうちゃん