ロウバイとトサミズキは咲く出す時期が違っているらしい!

ロウバイ

トサミズキ

サンシュユかな?

1月を過ぎるとロウバイの黄色い花が咲くようになります。

昔は見かけたことはなかったのですが、最近では蟹江の民家の庭や畑の脇でもたくさん見かけます。

昔いわきの知人宅にロウバイがありました。

花の咲く時期になるとヒヨドリがやって来て、そのツボミを啄んで食べてしまいました。

家人はネットでロウバイの木を蔽っていましたが、花を楽しむ風情は全くなくなってしまったことを覚えています。

蟹江周辺ではロウバイはいたるところで咲いているので、花のツボミを啄むヒヨドリはいないようです。

トサミズキも同じように黄色い花を下向きに咲かせますが、植物に造詣が深い知人の話だと、数は多くなく珍しい部類に入ると話してくれました。

車から眺める黄色い花を咲かせる木が、ロウバイかトサミズキかはなかなか区別できないのです。

一月下旬に日光川から蟹江町内に入る場所で、黄色い花を沢山咲かせている木を見かけました。

一瞬トサミズキではないかと思いました。

その翌日に、その花の写真を撮りに行きました。

するとなんのことはないロウバイだったのです。

がっかりしました。

ロウバイの咲く時期とトサミズキが咲く時期が違っている可能性があります。

「日本の樹木」(林弥栄編 山と溪谷社)ではロウバイが1~2月、トサミズキが3~4月となっていて、咲く時期が全く異なります。

私がトサミズキだと勘違いした時期は1月末なので、まだトサミズキは咲いていないのです。

単純に同じ黄色で春に咲くから同じ時期だろうと考えたのは、余りにも単純な発想だったようです。

実はもう一つ気になっている黄色の花を咲かせる木があります。

サンシュユだと思うのですが、東北では春になると川沿いに雑木林などでよく見かけます。

蟹江では町内の庭でかなり大きな木に、そのサンシュユらしい花を咲かせています。

いつか本当にサンシュユかどうか確かめに行きたいと思っています。

上述の本ではサンシュユは3月頃に花が咲き始めるようです。

ウィキペディアにはロウバイは「中国原産で、日本へ渡来したのは17世紀初めの江戸時代ごろとされる。庭木として広く植えられている。~中略~ 花期時期は1~2月。早生種では12月頃に、晩生種でも2月にかけて半透明でにぶいツヤのある黄色く香り高い花がやや下を向いて咲く。花色は外側が淡黄色で内側が暗紫色をしている。果実は痩果で一見すると種子に見え、花托が生長して壺状の偽果となり、中に偽果が詰まり数個から10個程度見られる。冬芽は枝に対生し、葉芽は卵形で花芽は球形をしている。枝先には仮頂芽(葉芽)が2個つく。」と記されています。

本当に蝋のような雰囲気の花で、中国文化と対連合して記憶されているから不思議です。

(ロウバイ科 ロウバイ属)

カモ撮りこうちゃん