真冬の2月にキタキチョウが活動するには、条件がありそうだ!
2024年2月20日に宝川で見かけたキタキチョウ
2024年2月20日に善太川で見かけたキタキチョウ
チョウの仲間には冬を成虫のまま過ごす仲間がいます。
例えばキタキチョウ、キタテハ、ムラサキシジミ、ウラギンシジミなどです。
冬の寒い時期には、永和の雑木林の南側の農道や端にアカメガシワなどの葉が落ちて蔽っています。
冬の暖かい日には、時々キタテハやキタキチョウが飛んだりとまったりしているのを見かけます。
12月の晩秋までは、その雑木林の南側でキタキチョウをよく見かけていました。
まだコセンダングサの黄色い花が沢山咲いていて、その蜜を吸っている光景を見かけています。
寒い日があっても、その数は多くて、その周りを飛びながら吸蜜していました。
ところが1月を過ぎるとほとんど見かけなくなります。
2月には殆ど見かけません。
成虫で冬を越している筈なのですが、見かけないのです。
チョウは変温動物なので、気温が下がると活動できなくなるのは予想できます。
真冬の寒い時期に活動しないのは分かるのですが、ときどき1月や2月に見かけることもあるのです。
その時は冬には珍しく暖かい陽射しがある時です。
当然、変温動物のキタキチョウなので、気温が上がると活動しやすくなることは予想できます。
では暖かい陽射しがある時に頻繁にキタキチョウを見かけるかといえば、そうではないのです。
冬の季節で単に暖かい日に活動するとは言えないようなのです。
今までの何年間に亘る私の経験では、雨が降った翌日で気温が上がり暖かい日で風がない時に見かけることが多いように感じています。
2月20日に弥富市海屋の善太川と宝川の土手に写真撮りに出かけました。
その目的の1つは、前日に雨が降って当日は風がなく暖かい日だったので、キタキチョウを見かけることができるのではないかと予想したからです。
宝川のはずれの亀が池近くの土手下の畑や用水路脇で、予想通りキタキチョウを見かけました。
予想通りだったのです。
また善太川の土手を歩いていると、ここでもキタキチョウが飛んでいました。
この土手にはニホンタンポポがところどころで花を咲かせているものがありました。
2月の下旬になると花を咲かせ始めるのです。
飛びながらタンポポの花にとまって吸蜜している場面を見かけました。
その後すぐ飛び立って、土手を飛びながら移動していました。
他にキタテハも一瞬見かけましたが、写真には撮れずじまいでした。
どうもキタキチョウが1月や2月に出てきて活動する条件には、「暖かい陽射しがある気温が高い日」+「前日に雨が降っている」の2条件が重なった時ではないかと思うようになりました。
雨が降って湿り気があって、翌日に陽射しがあり気温が高い暖かい日は、春の季節と同じ条件なのかも知れないなーと思っています。
(シロチョウ科 キチョウ属)
カモ撮りこうちゃん