木曽川西岸で見かけたのはハマシギかも知れない!

ハマシギ

シロチドリ

数日前に愛西市木曽川西岸の駐車場で、3羽のシロチドリを見かけたので、また見られるのではないかと思い出かけました。

西岸には広い遊歩道があり、一周が2キロあります。

そこを歩くのも目的の一つだったのです。

すると今回は前回の3羽ではなく、合計で20羽前後を見かけました。

車の中から写真と動画を撮りました。

シロチドリも確かに前回より多く見かけましたが、シロチドリよりやや大きく、嘴が黒くてシロチドリよりも長い嘴を持った白っぽいシギの仲間らしいものを見かけました。

シロチドリとそのシギが同じ駐車場にいたのです。

その後そのシギについて「シギ・チドリ類ハンドブック」で調べてみると、ヒメハマシギとハマシギとが嘴が黒くて長く、少し下にカーブしているところが似ているので、その確認のためにフェイスブックに投稿して、どちらかかを教えて貰おうとしました。

すると「ヒメハマシギは日本では超レアな迷鳥です。迷った時は普通種を、が原則です。」

「1羽いても大ニュースですので、複数羽いれば普通種の可能性大ですね。ヒメハマシギはこのハマシギより小さくて嘴ももう少し短めです。また、南米で越冬する鳥ですので日本にやってくることは本当に稀で、越冬や夏の記録もありますが、記録されるのは主に渡りの時期の春と秋に、1羽が他のシギに混ざっているのを見る程度です。」

「お持ちの図鑑には留鳥とか夏鳥、冬鳥、旅鳥、迷鳥などの記述はありませんか?あと、日本野鳥の会やバードリサーチなど信頼のおけるサイトには、それぞれの鳥について正確な情報が載っていますので、そのあたりを参考にしてみてください。」との反応がありました。

この反応から、私が見かけたのはハマシギのようです。

「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と溪谷社)のヒメハマシギには「数少ない旅鳥または冬鳥、干潟、海岸近くの埋立地、砂浜など。本来は群れで行動するが、日本へは1羽がときどき飛来する程度。他の小型シギ類に混じって行動し、トウネンに似た動作で、甲殻類、貝類などを採食する。」と記されています。

またハマシギには「旅鳥または冬鳥。干潟、河口、汽水湖、海岸の砂浜や岩場、水田、湿地、河川、湖沼や池の湿泥地など。ふつうは群れで行動し、多い群れは1000羽を超す。干潟、海岸の砂泥地や岩の上を忙しく動き回って、貝類、ゴカイ類等もとる、また、淡水域でも浅い水の中に入って陸生貝類や甲殻類、ミミズ類、昆虫類の幼虫などをとる。」と記されています。

シギ・チドリ類はなかなか区別や習性が分からないままでいます。

それらを知っている人からみると、知らな過ぎてイライラしているかも知れませんが、誰でも最初は初心者なので、知識を増やしてしまった方が勝ちだと思っています。

(チドリ目 シギ科)

カモ撮りこうちゃん