ハイイロチュウヒを初めて見かけた!
上空を飛翔するハイイロチュウヒ
背後から見たハイイロチュウヒ
冬になるとオオタカ、ハヤブサ、ミサゴ、チョウゲンボウ、ノスリ、トビなどのタカの仲間を見かける回数が多くなります。
今まで緑一色だった木々の葉が落ちて、枝だけになり見やすくなっていることも一因ですが、それよりも漂鳥だったり、冬鳥として日本にやって来るタカの数が多くなるからだろうと思われます。
トビは留鳥で四六時中見かけるタカで、見慣れているのでだんだん興味を失ってきてしまいます。
それに較べるとオオタカ、ハヤブサ、チョウゲンボウやノスリなどは、蟹江周辺では秋から冬に見かけるようになります。
漂鳥での可能性があり、冬になると国内の北の地方からやってくる個体も多いのではないかと思われます。
また冬鳥として大陸からやって来るのは、コチョウゲンボウなどで滅多に出会うことはなく、見かけた時は幸運だとしか思えないのです。
先日定点観測地の弥富市海屋の辺りを車で走っていると、刈り取り後の田んぼの上をタカだか、カモメだか判別できない鳥が飛んでいきました。
体も模様はカモメのような雰囲気です。
でも羽ばたき方や大きさなどを見るとタカでないかとも思いました。
この辺りは伊勢湾に入りこむ日光川、善太川、宝川があります。
海屋はその3つの川が合流する付近で閉じ込められた場所なのです。
そこで海屋の上空にもときどきカモメが飛んできます。
その後2日程経って、海屋の善太川の土手を歩いていると、田んぼの上を先日見かけた灰色の鳥が低く飛んでいくのを見かけました。
こんな飛び方をカモメはしないので、やはりタカの仲間だと思ったのです。
写真は遠方を飛んでいたのでぼやけてしまいました。
そこでフェイスブックの鳥見サークル(鳥情報交換サイト)に投稿して尋ねました。
「稲刈り後の田んぼの上を飛んでいたタカです。初めて見かけました。灰色で翼先が黒く、全体が灰色です。翼先分離数が5枚で、腰が白いのでハイイロチュウヒではないかと思っています。かなり離れたところからの写真なのでぼやけていますが、それで正しいのでしょうか?ご存じの方、是非教えてください。」と投稿しました。
するとすぐに、「ハイイロチュウヒ(オス)で間違いないと思います。」と返信をくれました。
そこで「いつか出会いたいと思っていたので、とても嬉しいです。ただ鮮明に撮れなかったのは残念です。こんな場所にもやってくるんですね。そのことに驚いています。」と返信しました。
また「ハイイロチュウヒ(オス)、エレガントですよね~。」と書いてくれる人もいました。
一日も経たないうちに、「いいね」が129個もつきました。
これほど多くの「いいね」がつくとは思っていなかったので驚きました。
どうも冬鳥としても珍しい存在なのかも知れません。
そんなハイイロチュウヒに出会ったことに今は驚いています。
(タカ目 タカ科)
カモ撮りこうちゃん