一週間後にもニュウナイスズメの群れを見かけた!

12月4日に見かけたニュウナイスズメ その1

12月4日に見かけたニュウナイスズメ その2

今年の11月26日に海津市南濃町早瀬の用水路脇の雑木林付近で、ニュウナイスズメを見かけました。

これまで何年も1月中旬から末に見かけていたので、とても驚きました。

こんなに早く見かけたのは初めてでした。

その数は2~3羽で、電線にとまっていました。

傍にはムクドリもとまっていました。

普通のスズメなら、ムクドリの近くには止まりません。

田んぼや畑では特に群れで行動していて、他の鳥の近くに寄っているのを見かけたことはないのです。

ところがムクドリの近くで、同じように電線にとまっていたので、おかしいと思って写真と動画を撮りました。

その後カメラと動画を見て、スズメでなくニュウナイスズメだと確認しました。

1週間後の12月4日に、もう一度確認のために行ってみました。

見かけないだろうなとも思っていたのです。

例年夜に過ごす塒(ねぐら)の大きな木の葉がまだ落ちていないので、葉の中に隠れて確認し難いからです。

田んぼ脇に車を停めて、その大きな木に行くために農道を歩き出そうとして、入口の用水路の橋から水辺を見たら、そこに張り出しているノイバラのブッシュから沢山のスズメらしい鳥が飛び立って近くの木の枝にとまりました。

毎年冬になると、このノイバラのブッシュの赤い実を啄んでいるのを知っていました。

今年もそうだったのです。

午後2時半ごろでした。

この季節になると3時半を過ぎると夕方の風情になります。

ブッシュから飛んで、近くの木の枝にたくさんとまったニュウナイスズメの写真を撮るのは容易に思えました。

農道からこの木の枝まで少し距離があるので、鮮明には撮れません。

だんだん目が悪くなってきて、ピントを合わせようとしてもぼんやり見えるからです。

そこでまずビデオで動画を撮りました。

そして写真もそこで撮ってから、少しだけ近づいて写真を撮り、また近づいて写真を撮ることを繰り返します。

この方法は、佐屋川の土手の木にとまっていたオオタカの成鳥や日光川の土手でタヌキを撮った時の方法です。

少しずつ進んでいくと、対象の動物の逃走距離ギリギリまで迫ることができるし、途中で逃げられても写真を何枚かは必ず撮れるからです。

こんなことでニュウナイスズメの群れの写真を撮ることができました。

前回のblogに書きましたが、生態から考えると、冬鳥としてこの時期に見られるのは、とても不思議なことで、まだその理由は分かっていません。

どんな事情で、冬をここで過ごしているのか、このニュウナイスズメの群れに聞いてみたくなってしまいました。

どうしてなんでしょうね?

(スズメ目 スズメ科)

カモ撮りこうちゃん