秋口になってなぜかハナムグリを良く見かける!
シロサクラタデにとりつくハナムグリ
ガガイモにとりつくハナムグリ
サクラタデ
シロサクラタデ
ガガイモ
カワラケツメイにとりつくコガネムシ
秋に入る今頃、福原輪中の叢、南濃町早瀬の土手下、海津市長良川の土手で、ハナムグリを見かけました。
福原輪中の場合にはシロサクラタデの花の花粉を食べていました。
また他の場合はガガイモの花に取りついていました。
蟹江周辺ではシロサクラタデがそこら中で咲いています。
この辺りでは天童周辺で見かけたピンク色のサクラタデはほとんど見かけません。
3年前に福原輪中の田んぼ放棄地で偶然ピンクのサクラタデの花を見かけました。
見つけた時は奇跡だと思ってしまいました。
今年も咲いているかとちょくちょく出かけていますが、この時期にはピンクのサクラタデは花をつけていません。
たくさん見かけるシロサクラタデは白色化したものだと思われますが、咲く時期もずれがあり、種としての違いが鮮明になってきているのかも知れませんね。
他の2か所はガガイモの花に取りついていました。
この時期になるとガガイモの花を色々な場所で見かけます。
これまで見かけていたものの、この時期が盛りだとは思っていませんでした。
見れども見えずだったのでしょう。
ハナムグリはコガネムシの仲間です。
花に集まる甲虫で、甲に白い斑点がついていて、春から夏にはヒメジョオンやヤブガラシの花に集まっています。
それがハナムグリだと思っていました。
ところが秋口になって、シロサクラタデやガガイモの花に集まってくることを知りました。
コガネムシの仲間にはこのハナムグリ、コガネムシ、カナブンがあります。
ハナムグリは花の受粉を助けるので益虫、カナブンはナラ・コナラなどの樹液などに集まるので害がないのに対し、コガネムシは植物の葉を食い荒らす害虫といわれています。
先日ベランダのプランターで育てているカワラケツメイの葉に、コガネムシが取りついていました。
綺麗な金緑色の甲です。
姿形から見るととても綺麗なのに、嫌われ者なのです。
数日前家の向かいの家人が、ハサミでサザンカの葉を切っていました。
理由を聞くと、「コガネムシが葉を食べて見栄えが悪くなったので、切っているのだ」と話してくれました。
その被害状況からすると、かなりのコガネムシが取りついていたと思われます。
自宅の庭やベランダで見かけたコガネムシは、サザンカに取りついていたコガネムシが遠征してきたのかも知れないなーと思っています。
この益虫のハナムグリが、花の花粉などを夢中で探している様子や、思ったよりも軽やかに飛ぶ姿を見ると、なぜか親密さを感じてしまうから不思議です。
(コガネムシ科 ハナムグリ属)
カモ撮りこうちゃん