木曽川で見かけるのはクロベンケイガニかな?

今年木曽川東岸で見かけたベンケイガニ⁉

4年前に木曽川西岸で見かけたベンケイガニ?

先日木曽三川の愛西市側の木曽川東側の土手を降りて、水辺まで行ってみました。

そんな叢にカワラケツメイが生えてないかと探しに行ったのです。

でも残念ながらカワラケツメイは生えていませんでした。

水辺近くの叢に偶然にミソハギが赤ピンクの花を沢山咲かせているのを見かけました。

この花は蟹江周辺ではほとんど見かけていません。

東北ではよく見かけたのですが、地方によって植物の種類が随分違うなと思っています。

水辺を見ると、干潮で水が引いたコンクリートの護岸の水溜まり付近にカニが数匹いるのを見かけました。

どんな名前のカニか分かりませんが、前からこのカニのことが気になっていたのです。

というのは、数年前に反対側の木曽川西岸のヨシ原が生える水辺でも、カニをたくさん見かけていたからです。

でもヨシの間に隠れたりして、なかなか写真に撮れないままでいました。

ここは木曽川に架かる立田大橋の北に少しだけ上流の場所です。

木曽川河口からは10キロ位です。

干潮になると水が引いて水底が現れてきます。

泥の中にはアサリの稚貝と思われる貝が沢山あります。

そんな場所の階段状になったコンクリート護岸にカニを見かけました。

近づくとそそくさと水に入ったり、コンクリートの隙間に隠れたりします。

カニの種類をインターネット検索しましたが、はっきりとは分かりませんでした。

多分ベンケイガニではないかと思われます。

今回見かけたカニは黒っぽかったのですが、数年前に見かけたものには赤いハサミがあるものもいました。

でもカニといえばサワガニや海辺の岩などで見かけるカニの記憶があるのですが、大きな川にもカニが生息しているのには驚きました。

私の住む蟹江町は昔海が迫っていたところで港があったと聞いています。

そこの海辺にカニがいて、それが蟹江町の謂れと考えられます。

今ではカニは全く見かけませんが、役場の水槽にカニが展示されています。

ウィキペディアには、ベンケイガニは「インド太平洋岸の熱帯・温帯域に広く分布する。日本では男鹿半島と房総半島以南に見られる。川辺の河原、土手、石垣、森林、草むらなどに生息し、東アジアではアカテガニやクロベンケイガニと同所的に見られる。ただし、アカテガニが水から離れた高所にも進出するのに対し、ベンケイガニとクロベンケイガニは水から余り離れず、外敵から逃げる時などは水中に逃げ込むことが多い。また、暗く湿った物陰を好み、日中に明るい場所に出ることはほとんどない。」と記されています。

今回見かけたのは、クロベンケイガニではないかと思われます。

(ベンケイガニ科 クロベンケイガニ属)

カモ撮りこうちゃん