山形でキイトトンボの動画を撮ったぞ!
高瀬で見かけたキイトトンボ
数年前に原崎沼で撮ったキイトトンボ
自宅の庭で撮った仲間のベニイトトンボ
勤務先の上司だった人の葬儀があり、この炎天下の中、山形に出かけました。
葬儀は神式で初めての経験でした。
そんな合間に知人の車で、昔歩き回っていた山形市高瀬地区に連れて行ってもらいました。
ベニバナの花と昔行っていたハス田でトンボの写真や動画を撮りたいと思ったからです。
高瀬地区はベニバナ栽培が盛んな地区ですが、ベニバナの咲く時期はもう終わっていて、枯れたベニバナ畑だけを見ることができました。
また近くの道路際のハス田は3面あったのに2面は水がなくなっていました。
もう一つの水がある田にはハスは既になく、スイレン、イグサやオモダカなどが生えていました。
昔この場所は植物とトンボの写真撮りのホームグラウンドだったのです。
時間の経過と共にその場所も変化してきたことを痛感しました。
そのハス田の畔を少し歩くとキイトトンボ、シオカラトンボ、アカトンボなどが見られました。
そこで早速動画を撮りました。
オオヤマトンボも飛んできて少し経つといなくなり、また少し経つとやって来ていましたが、カメラを持って行かなかったので、スマホのカメラではとても追いかけることができませんでした。
キイトトンボは天童市原崎沼の「網張の里」とこの高瀬のハス田で、天童に住んでいた頃に確認していました。
今回キイトトンボを見たとき、とても懐かしく感じました。
蟹江に戻ってからは、長良川の人工湿地付近と、田原市のハッチョウトンボがいる黒河湿地でちょっと見かけただけです。
昔よく見かけていたので、蟹江周辺ではほぼ全滅しているようです。
別にも書きましたが、自宅には同じ仲間のベニイトトンボが発生しています。
かれこれ6年位毎年発生していて、昨年と今年は約100匹位発生したのではないかと思います。
ベニイトトンボは準絶滅危惧種に指定されていますが、蟹江の他の地域では全く見かけず、自宅の庭だけで繁殖しているのです。
不思議です。
山形市高瀬のハス田のキイトトンボは、この水がなくなればいなくなる可能性があります。
でも近くに渓流が流れており、他の繁殖場所に移動できる可能性はあります。
ここで見かけたキイトトンボは5~6匹くらいでしたが、時間をかけて観察すればもう少しいるのかも知れません。
またこの時期が発生の最盛期かどうかもはっきりしないのですから。
7~8年経って同じ場所でキイトトンボを見かけたことがとても嬉しく、葬儀の合間のちょっとした時間に出会えたことに感謝するばかりです。
キイトトンボは少年の頃、蟹江周辺の川の土手でよく見かけていて、その時の少年の自分の情景と結びついている、とても懐かしいイトトンボなのです。
(イトトンボ科 キイトトンボ属)
カモ撮りこうちゃん