カワラケツメイの種をプランターに蒔いてみた! その2

ヤハズソウかも?

6月14日のカワラケツメイ

ヤハズソウ

カワラケツメイ

自宅の2階のベランダで、プラスチックプランターにカワラケツメイの種を5月半ばに蒔きました。

ちょうど一か月くらい経過しました。

カワラケツメイは蟹江周辺ではほとんど見ることはなく、蟹江町内の蟹江城址に植えられています。

これは小牧・長久手の戦いで城に立て籠もった武将が、カワラケツメイの茶粥を食べたことに因んで植えられているものです。

城址の一か所に植えられているので、それを無断に採取することはできません。

他にもないかと思って色々探したのですが、福原輪中の木曽川土手の輪中側に何本か生えているのを見かけました。

全国的にはたくさん生えているかも知れませんが、私が歩き回っている地域では、今のところ2ヵ所しか確認していません。

そこでそこに生えていたものと自宅に数本移植したカワラケツメイの種を採っておいて、今年5月半ばに25粒ほどプランターに蒔いたのです。

少し経ったら発芽したものが数本ありました。

カワラケツメイはマメ科ですが、マメ科には三つ葉のものと羽状複葉のものがあります。

三つ葉のものはシロツメクサなどが代表的なものですが、クサネムなどは羽状複葉なのです。

双子葉なので、最初は双葉がでてきます。

それから三つ葉や羽状複葉の葉が出てきます。

この様子を見ると、なぜかデジタルだと感じてしまうのです。

最初の葉から三つ葉や羽状複葉で出てくれば良さそうなのに、最初はみな双葉なのです。不思議です。

プランターに出てきた葉を見ていると、1つは双葉から三つ葉がでています。

また羽状複葉が出ているものもあります。

もしかすると三つ葉が出ているものはカワラケツメイではないかも知れないと思うようになりました。

カワラケツメイが生えているところで採った種なので、どこで紛れ込んだものか分かりません。

三つ葉の様子を「日本の野草」(林弥栄編 山と溪谷社)で見ると、ヤハズソウではないかと思われます。

その種が紛れ込んでいたのかも知れません。

ヤハズソウは「日当たりのよい野原や道ばたに生える1年草。茎は高さ10~25㌢になり、下向きに毛が生える。葉は互生し、長倒卵形の3小葉を持つ複葉で、小葉の先はまるいかややへこむ。葉のわきに淡紅色の小さな蝶形花をつける。和名は矢筈草で、葉先は矢はず形にちぎれることによる。花期8~9月 生育地 野原、道ばた 分布は日本全土」となっています。

カワラケツメイは「日当たりのよい河原や道ばた、草地などに生える多年草。高さ30~60㌢になる。葉は羽状複葉。葉のわきに黄色の小さな花をつける。和名は河原決明で、決明はハブソウの漢名。花期8月~10月 生育地 道ばた 分布 本、四、九」と記されています。

1年草と多年草の違いはありますが、ほぼ同じ時期に見られるようですね。

(ヤハズゾウ マメ科ヤハズソウ属)(カワラケツメイ マメ科カワラケツメイ属)

カモ撮りこうちゃん