5月に見かけるゴイサギの幼鳥は今年孵化したものなのかな?
アオサギの巣の近くで、育雛が終わるのを持つゴイサギの群れ
孵化したゴイサギのヒナ
幼鳥あれこれ
休憩して寛ぐゴイサギ
毎年春になると、蟹江町内の東名阪高速道の蟹江インター内には、サギが集まって、営巣・産卵・育雛しているコロニーがあります。
確認できるサギはアオサギ、チュウサギ、コサギ、アマサギとゴイサギです。
ここでなぜサギたちが営巣するようになったかは、神社や森で営巣していたサギたちが、騒音や糞害で追いやられて、安住できるこの地に辿り着いたことがあります。
天敵であるタカの仲間(ハヤブサ、オオタカなど)が襲い難くなっていることも原因のようです。
毎年コロニー近くの道路では、車に轢かれたサギの死骸なども時々見かけます。
このコロニーでは2月末になると枯れ木の枝にアオサギが営巣し始めます。
そして3月初旬の抱卵中にたくさんのゴイサギの群れがやってきて、営巣中のアオサギの巣の周りにとまるようになります。
アオサギの育雛が済むのを待って営巣するためのようです。
遠くからの観察なのではっきりしませんが、とまっているゴイサギは、すべて成鳥だと思います。
5月半ばになると、コロニー近くの田植えを終わった田んぼのコンクリート用水路脇の畔にたくさんのゴイサギが休憩している様子をここ数年見かけています。
まだ育雛中のものもいると思われますが、かなりの数のゴイサギがゆったり寛いでいます。
また陽射しが強いときは、田植えを終わった田んぼで水浴びしているゴイサギたちも見かけます。
そんな中にゴイサギの幼鳥だと思われるものも一緒に休憩したり水浴びしているのです。
最初は今年孵化した幼鳥だと思い込んでいたのですが、それにしては成鳥と同じくらいの大きさです。
3月初旬から5月中旬までにこれほど育つのか疑問だったのです。
昨年休憩しているゴイサギの写真をフェイスブックに投稿したら、この幼鳥を1年目だと書いてくれた人がいました。
昨年孵化して2年目に入るものだと理解したのですが、なかなか納得できないでいたのです。
ウィキペディアでは「日本では4~8月に3~6個の卵を年に1~2回に分けて産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は21~22日。育雛は雌雄共同で行う。ヒナは孵化してから20~25日で巣を離れるようになり、40~50日で飛翔できるようになり独立する。生後1~2年で性成熟する。」と記されています。
もし仮に3月初旬に産卵すると、3月下旬には孵化します。
それから5月中旬までには50日くらいの期間があります。
そう考えると、休憩中に見かけているゴイサギは今年孵化した幼鳥だとも考えることもできます。
よく知っている人は、幼鳥の羽の様子で1年目とか2年目だと分かる人がいるようなのですが、今の私にはそこまでの知識はありません。
いつかそのレベルまで行けたら良いのにと、残念に思っているところです。
(ペリカン目 サギ科)
カモ撮りこうちゃん