サクラの花の蜜に引き寄せられるクマバチとタイワンタケクマバチ
桜の花に来たクマバチ
サクラの花に来たタイワンタケクマバチ
3月の末から4月初旬にかけて名古屋周辺では桜が満開になります。
住んでいる団地には用水路が流れていて、その脇に根尾谷の日本三大桜の淡墨桜(エドヒガン)の子孫の木が1本植わっています。
他にはソメイヨシノの木が数十本植わっています。
エドヒガンの方が3月20日過ぎに咲き始めて、その後1週間から10日ほど過ぎるとソメイヨシノが咲きはじめます。
エドヒガンの花は小さいのに、ソメイヨシノは大きくて華やかです。
そして咲く時期が少しずれているのです。
エドヒガンが咲き始めるとメジロとヒヨドリがやってきて蜜を吸っています。
毎年エドヒガンが咲き始めると、カメラとビデオを持ってその写真と動画を撮りにいきます。
またスズメもやってきてエドヒガンの蜜を吸っています。
ところがエドヒガンの花にクマバチが飛んで来てとまっているのです。
また木の周辺をホバリングする姿も見かけます。
ソメイヨシノが咲き出すと花の蜜を吸う(採る)ためなのか、花を移動しながら蜜を吸っていきます。
例年見かける光景です。
クマバチもサクラの花に引き寄せられるのですね。
定点観測地の永和の沼の周辺には、カワヅザクラとソメイヨシノが交互に10本くらい植わっています。
カワヅザクラは3月10日頃から咲き始め、花が終わってしばらくするとソメイヨシノが咲きはじめます。
4月1日にでかけたら、ソメイヨシノにタイワンタケクマバチが何匹も飛び回って蜜を吸って(採る)いました。
中にクマバチも見かけましたが、タイワンタケクマバチの数の方が圧倒的に多かったのです。
このタイワンタケクマバチは台湾から竹材などと共に日本に入り込んできたようです。
竹材の中で冬眠している間に日本にやってきたのかも知れません。永和の沼には竹林があります。
マダケやメダケだと思われる竹林で鬱蒼としています。
この竹林周辺でタイワンタケクマバチを毎年よく見かけるので、ここで繁殖しているようです。
これまでクマバチがサクラの花に引き寄せられのを見かけていましたが、タイワンタケクマバチも同様だったとは思っていませんでした。
私にとっては新しい発見でした。
(ミツバチ科 クマバチ属)
カモ撮りこうちゃん