春になってタチイヌノフグリが咲いているのを見かけた

用水路脇で見かけたタチイヌノフグリ

いろいろなタチイヌノフグリ

オオイヌノフグリの花

住んでいる団地にある用水路脇にはサクラの木が植わっています。

1本は日本三大桜の根尾谷の淡墨桜(エドヒガン)の子孫といわれています。

岐阜県根尾谷から町内に何本か持ち込んだうちの1本で、他には龍照院の蟹江川の土手に数本植わっています。

ソメイヨシノよりは咲く時期が早く小さめのサクラで、メジロが花の蜜を吸いにやってきます。

そのエドヒガンが咲き終わる頃、数十本植えてあるソメイヨシノの花が咲き出します。

用水路沿いにそのサクラの花を見る人たちがそぞろ歩きするようになります。

そんな用水路沿いをソメイヨシノの写真やヒヨドリ、メジロやクマバチの姿を求めて歩いていた時に、用水路の端に小さな青い花をつけた植物を見かけました。

タチイヌノフグリです。

ありふれた越年草のオオイヌノフグリに比べると、タチイヌノフグリは、どこでも見かける植物ではありません。

花も小さいので、よく見なければ気がつかないほどです。

でもとても可憐な花を咲かせます。

BOTANICAには「タチイヌノフグリは漢字で『たち犬の陰嚢』と書きます。花が咲いた後、ぷっくり膨らんだハート型の実をつけます。この実の形が犬の陰嚢に見えること、さらに茎が立ち上がっていることが名前の由来です。実は3~4㎜の大きさで、縁に腺毛が生えています。中には平らな楕円形の種子が20粒入っており、乾燥すると縦に裂けて飛び散ります。ヨーロッパやアフリカが原産地の野草です。日本には明治時代に帰化し、全国の日当たりの良い畑や道ばた、土手で生えるようになりました。真っすぐ立つと、葉に隠れるように咲く青紫の小花が特徴です。主に荒れ地に生育することが多く、野に群生して咲き、春の訪れを力強く教えてくれます。開花時期は4~6月です。茎を真っすぐ伸ばして小さな青紫色の花序をつけます。花序の直径は約3~4㎜、とても小さく花柄(かへい)がほとんどありません。また、花は晴れた日の数時間しか咲かず、茎の上部の葉腋(ようえき)に1つずつ隠れるようにつくため、よく見なければわからないこともあります。雄しべが2本と雌しべが1本の両性花です。」と記されています。

オオイヌノフグリと同じ明治時代に日本に入ってきた植物です。

「ヘンな名前の植物」(藤井義晴 化学同人)には、本来はイヌノフグリ(史前帰化植物)を基にして、牧野富三郎がオオイヌフグリとタチイヌノフグリと名づけたと記されていますよ。

「フグリ」そのものの命名は牧野ではないようです。

私は残念ながらイヌノフグリをこれまで見ていないのです。

多分見れども見えず状態なのだと思っていますが、これから意識的に探して見ようと思っているところです。

(ゴマノハグサ科 クワガタソウ属)

カモ撮りこうちゃん