タゲリが集団で水浴びしていた

水浴び近くの通路でエサ捕りするタゲリ

群れで水浴びするタゲリ その1

群れで水浴びするタゲリ その2

飛島村には冬になるとタゲリの群れがやってきます。

最初見かけたのは3年程前の初冬でした。

毎年その時期になるとやってきます。

そして3月中旬を過ぎるといなくなります。

冬鳥として飛島村に来るタゲリの数は少しずつ増え、今年は30羽ほどになっています。

初めて見たときは14~15羽でした。

飛島村に着いた当時は集団行動していますが、1月を過ぎるころから飛島村の畑に分散して生活しているようです。

畑周辺を車で走っているとコムギ畑や用水路の土手にいる1羽から数羽のタゲリを時々見かけます。

トラクターが畑を土起こししているとカラスやハクセキレイが集まってきます。

その中にタゲリも数羽混じっています。

土起こししている畑付近のタゲリがやってきているのでしょう。

昨日(3月10日)に飛島村三福のテグスやネットが張ってない金魚養殖池の水溜まりでタゲリの群れが水浴びしていました。

数日前に来た時には1羽のタゲリが水浴びしていました。

その数日後、群れで来て水浴びしていたのです。

この日は久し振りに気温が高く20度を超えていました。

何羽ものタゲリが水に浸かったり、羽を振るわせながら水浴びしていました。

普段はタゲリがいるのは畑が多く、用水路や水辺にいるタゲリは見たことがありません。

それが養殖池の地面が露出し、水溜まりがある場所で水浴びしていました。

その数は10羽前後でした。

まだ他のタゲリが飛島村には散らばっていると思われます。

もうそろそろ繁殖地に帰る時期です。

いつ頃いなくなるのか確認したいと思っています。

「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と渓谷社)のタゲリの繁殖地は、カラフトからユーラシア大陸になっています。

日本海に出て北海道経由で、島伝いにカラフトや大陸に渡っていくのでしょう。

それにしても何千キロもの距離で、考えただけで気が遠くなります。

タゲリが飛島村の周辺を飛んでいるのを見ると、それほどの高度ではないのです。

でも弥富市海屋の日光川と善田川の合流点から飛島村方向に飛んでいくのを見かけたとき、かなりの高度を保ちながら群れで飛翔していきました。

北帰行するときはこのくらいの高度を保ちながら移動するのだろうなと思ったものです。

この飛翔高度で驚いたのはユリカモメも同じです。

飛島村の松之郷の田んぼ周辺で餌採りしていましたが、飛び立つと高度をぐんぐん上げて、コメツブくらいになってしまいました。

海を越え山を越えていくときには、このくらいの高度を保ちながら移動していくのだろうかと思ったのです。

それはタゲリでも同じだったのです。

そろそろ北帰行するタゲリも、ここで水浴びしてリラックスしながら、渡りのための英気を養っているのかも知れませんね。

(チドリ目 チドリ科)

カモ撮りこうちゃん