小さいときから気になっていたザクロ
晩秋に見かけたザクロ
夏から秋にかけて見かけたザクロ
ザクロの花とツボミ
11月にスーパーで売っていたザクロ
蟹江ではときどき民家の庭にザクロが植えてあるのを見かけます。
サルスベリの木よりは少ない感じですが。
小さいときそのザクロの実を見て、いつか食べてみたいと思っていました。
その赤い実がとても美味しそうに見えたからです。
でも実際には食べたことはありませんでした。
天童に住んでいた頃、アパートの駐車場脇にザクロの木が生えていました。
一年を通して花が咲きザクロの実ができる様子を眺めていたものです。
ザクロは東北でも蟹江でも見かけていました。
ザクロの花は赤い橙色の花を咲かせます。
その後にザクロの実ができ、熟れてくる頃にはその実が裂けて、中の粒が見られるようになります。
その赤い粒がとても美味しそうに見えるのです。
「日本の樹木」(林弥栄編 山と渓谷社)には「高さ5~6㍍になり、よく分枝する。若枝は4稜があり、短枝の先は刺となる。葉は長さ2~5㌢の長楕円形で全縁。6月頃、直径約5㌢の朱赤色の花を開く。花弁は6個で、薄くてしわがある。萼は6浅裂する。果実は球形で先端に萼片が残る。果皮は厚く、熟すと不規則に裂け、淡紅色の種子が現れる。食べられる。用途は庭木、鉢植え、盆栽、花材。分布は小アジア原産。」と記されています。
このザクロの種の1個1個は赤い透明なゼラチンに包まれていて、そのまま食べてしまうことができないように思われます。
しかも酸っぱい感じで食べにくいと思いました。
「www.shend-trend.comのはてなスッキリ」には、「栄養満点のざくろの種はそのまま食べることが可能です。むしろ実の部分よりも種に栄養が含まれているためエストロゲンの効果がより期待できますよ! ざくろの種は硬いため一癖あるんですよ! 栄養の面を考えると、種まで食べるのがベストですが、どうしても種が苦手な場合は、種をつぶさない程度にミキサーで細かくしてスムージーやジュースにしてみてはいかがでしょうか?~中略~ ざくろはいつから日本で食べられるようになったのでしょうか? 紀元前1000年以上前にエジプトにつたわったざくろが世界中に広がったということだけわかっています。~中略~ ざくろが日本に伝わってきたのは平安時代のこと。鎌倉時代に入ってからは日本でも栽培されるようになり、生薬として利用されるようになりました。この当時から栄養価の高さには注目が集まっていたんですね! ざくろは食べる専用だけでなく観賞用として植えられたり、ざくろの木の皮を使い虫の駆除にも使用されていました。」と述べられています。
日本に入ってきたのは平安時代で、生薬として入ってきたのはアサガオと同じですね。
それが観賞用や食べ物として社会に定着していく過程が、このザクロにもいえるようです。
でも食べ物としては、なかなか手ごわい食べ物だと思ってしまいました。
(ザクロ科 ザクロ属) 落葉小高木
カモ撮りこうちゃん