ミゾカクシは蟹江周辺では見かけていない
ミゾカクシ その1
ミゾカクシ その2
天童周辺を歩き回っていたとき、畔などでピンクの花を咲かせる可愛らしい植物を何度も見かけました。
それがミゾカクシです。
小さな花ですが花弁が5つあって、とても清楚に見える花です。
でもイボクサのように畔に生えるので、農家の人たちには嫌われている雑草かも知れません。
ですが、私の好きな野草の1つといって良いでしょう。
蟹江に戻ってからミゾカクシがないかと畔付近を歩くたびに探していますが、今のところ見かけていません。
でもオドリコソウやカキドオシのように生えていないと思っていると偶然見かけることもあるので、これからも注意深く探してみようと思っています。
「日本の野草」(林弥栄編 山と渓谷社)には「田のあぜなどをはう小さな多年草。茎は細く枝分かれし地面に沿って長くのび、節から根をだす。披針形の葉をまばらに互生し、葉のわきに長い花柄のあるいっぷうかわった花を1個つける。花冠は唇形で上唇は2裂、下唇は3裂し、普通白色に紅紫色を帯び、長さ1㌢ほどである。溝辺に多いのでミゾカクシ、田のあぜに広がるのでアゼムシロの名がある。花期は6~11月 生育地は水田、湿地 分布は日本全土。」と記されています。
イチゴやカキドオシのように茎を伸ばし、その節から根を出して広がっていくようで、イボクサと同じ増え方をしています。
分布が日本全土になっているので蟹江周辺でも生えている可能性はあります。
私が見かけていたのはピンクの花で、それが咲き誇っている光景を今でも忘れられません。
皆さんも夏に田んぼ脇を歩いているときに、ミゾカクシが生えていないか、ぜひ探してみてください。
(キキョウ科 ミゾカクシ属)
カモ撮りこうちゃん