蟹江インターのコロニーのアオサギの営巣数は少ないようだ!

今年見かけたアオサギのデコイ

昨年見かけたアオサギのデコイ

営巣と抱卵中のアオサギ

アオサギ

2月を過ぎると、東名阪道蟹江インター内のサギのコロニーではアオサギが営巣を始めます。

このコロニーではアオサギ、ゴイサギ、コサギ、チュウサギ、アマサギなどが営巣・育雛(いくすう)しています。

でもその営巣時期はサギの種類で違っているようです。

アオサギが一番早く2月を過ぎると蟹江インター内の葉がない木々にアオサギがやってきてとまるようになります。

その後小枝を咥えて運んできて営巣し出します。

3月末には木々が新緑になり始め、巣の様子は分かりにくくなります。

その頃を過ぎるとアオサギが営巣する木々にたくさんのゴイサギがやってきて、枝にとまるようになります。

かなりの数のゴイサギなので、アオサギは追い出すことはせず、アオサギとゴイサギが同居する形になります。

アオサギが育雛を終えていなくなり、ゴイサギが営巣・育雛する4月末から6月初旬になるとコサギ、チュウサギやアマサギも営巣し始めますが、場所の良いところはゴイサギに既に占領されてしまっています。

こんな風景が毎年見られています。

これらのサギのうちアオサギの営巣数は少ない感じがします。

インターの北側の道路からしか観察できないので、インター内のサギの営巣の様子は分からないものの、他のサギに比べてかなり少ないのではないかと思われます。

蟹江周辺の田んぼや用水路などで見かけるアオサギの数は、習性の違いで単独行動していますが、少なくなったという感じはしません。

蟹江インター以外のどこで繁殖しているのかいつも疑問に思っています。

数日前に蟹江インターの南側の道路に出かけたら、インター内の木にアオサギのデコイが今年も取り付けられていました。

アオサギを引き寄せるためだと思われます。

野鳥を守る会と中日本高速道路がこの活動を協力してやっているといわれています。

他のサギが繁殖する時期には、それぞれの種のデコイは取り付けられていないので、アオサギのコロニーでの営巣数は、他のサギに比べて少ないと思われます。

デコイの効果が本当にあるのかは定かでありませんが、アホウドリを聟島に引き寄せるためにデコイを丘の叢に置いて、おびき寄せようとしていたのを想い出しました。

蟹江周辺は恐らく他の地方に比べて、サギの種類と数が多いのではないかと思われます。

今のように人間がどんどん環境を変えていくと、サギたちが生き難くなって絶滅する可能性があります。

サギたちが生き続けられるような継続的な努力をすることは、人間として当然の行為だと思ってしまいました。

というのは、地球は人間だけのものではなく、他の生き物も存在し続ける権利はあるはずだからです。

本当かなー。

(ペリカン目 サギ科) 

カモ撮りこうちゃん