カワウだけでなくミコアイサも群れで魚を追い立てるらしい
集団で行動し餌を捕るカワウ
集団行動するミコアイサ
カモや水鳥の多くは基本的に草食性で水面採餌する仲間が多いようです。
カルガモ、マガモ、ヒドリガモ、コガモ、オカヨシガモ、ヨシガモなどは川に流れてくる植物を水面採餌したり、土手や畑で草や草の種を食べています。
潜水採餌するカモや水鳥もいます。
潜水して魚を捕ります。
そうした仲間にはカイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、ミコアイサ、スズガモ、キンクロハジロ、ホシハジロなどが見られます。
オオバンも潜水しますが、水草などを採っているので変わり者かも知れませんね。
こうした潜水性のカモや水鳥は水中で泳ぎ易いように、足が体の後についていて水面採餌するマガモなどに比べると歩くのが苦手です。ペンギンのような感じでしょうか。
この潜水性のカモや水鳥を見かけているうちに、カイツブリ、カンムリカイツブリ、キンクロハジロ、ホシハジロなどは群れでいても、勝手に潜って魚を捕りますが、カワウは何羽かが一緒になって一斉に潜って魚を捕ります。
ある意味で魚を追い立てている感じさえします。
藤前干潟には何百羽というカワウがいて、ときどき干潟内を飛んだり降りたりしながら移動していきます。
途中でカワウが一斉に水中に潜ります。結果的に魚を追い立て追い込んでいる行動のように見えます。
こうした光景を見ると藤前干潟内の魚は一網打尽にされてしまうのではないかと心配になります。
藤前干潟は伊勢湾に繋がっているので、干満に合わせて魚がまた入り込んでくるので、ミサゴの餌になる魚は大丈夫なのでしょう。
カワウは群れになって同時に潜水して魚を追い立てる習性があるようです。
こうした場面は日光川ウォーターパークでも蟹江の日光川でも見かけました。
確かに群れで同時に潜って魚を追い立てれば効率的に魚を得られる可能性があります。
こうした群れで潜水して魚を捕ろうとする行動をミコアイサでも見かけました。
ウォーターパークの大膳川でも、蟹江新田の佐屋川でもミコアイサが何羽かが一斉に潜水していきます。
水中の魚は逃げにくくなるでしょう。
ミコアイサは浮き上がると、また一斉に潜水する行動を繰り返します。
でもカワウの方がその習性が徹底している感じがしますが、ミコアイサも同じ似た行動をとっているのです。
他のカモや水鳥では、今のところこうした連携して潜水する行動は見かけていません。
カワウやミコアイサだけがこうした行動をとることがとても不思議です。
知能の高さと関係があるのでしょうか。
どうなんでしょうー。
(カワウ カツオドリ目 ウ科)(ミコアイサ カモ目 カモ科)
カモ撮りこうちゃん