メジロは秋から冬に何を食べているのかな?
マサキの実を咥えるメジロ
ツバキの蜜を吸うメジロ
ビワの蜜を吸うメジロ
サクラの蜜を吸うメジロ
竹林周辺を飛び交うメジロ
雑木林の枝にとまるメジロ
メジロは留鳥または漂鳥で、1年中蟹江周辺で見かける可能性がありますが、春先のビワやツバキの花、そして春のサクラの花の吸蜜に来る姿はたびたび見かけますが、他の季節には余り見かけません。
周りにいるのに見かけていないだけかもしれません。
何を食べながらどこでどう生活しているのか、ずーっと不思議に思っています。
秋になって弥富市海屋の雑木林のカキの実が熟した木に、ヒヨドリとメジロが飛んで来てカキの実を啄んでいました。
春にはこの周辺ではウメの花、スモモの花が咲くと寄ってきている姿を見かけていますが、秋にカキの実に来ているのを見たのは初めてです。
先日(1月下旬)には永和の竹林にメジロの群れがやってきて、竹林のあちこちを忙しく飛び回っていました。
そこにマサキの木があり実がなっていたのです。
そのマサキの実を啄んでいるメジロがいました。
冬の季節には、こうした木の実を食べながら個体維持を図っているのだなぁと思いました。
ただ竹林の中を忙しく飛び回っているので、そこにいる虫や竹の芽などを啄んでいるのかなぁとも考えています。
必ずマサキの実の場所に来ている訳ではないからです。
これまでメジロを観察していてサクラ、ビワ、ツバキ、スモモ、ウメの花の吸蜜とマサキとカキの実を啄んでいるのを観察しています。
「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と渓谷社)のメジロには「主に樹上で、昆虫類、クモ類、木の実、花蜜などを採食。越冬期には林に近いアシ原にも良く入って採食する。」と記されています。
営巣・産卵と育雛の時期には、昆虫類などの動物性蛋白質を採る必要があります。
というのはヒナたちの育雛には体を作る蛋白質が必要だからです。
ただ真冬の時期には単子葉植物(イネ科)の種なども採るのかもしれません。
日光川のヨシ原でメジロを見かけたこともあるので、木の実だけでなく単子葉植物の種なども採って冬を越しているのかも知れません。
このようにメジロとの季節ごとの出会いがかなり偏っていること、真冬には何を食べながら個体維持をしているかは、とても興味があります。
少しずつそんなことも分かって来るのを楽しみにしています。
(スズメ目 メジロ科)
カモ撮りこうちゃん