真冬の好天の日にテントウムシが交尾していた!
天気の良い真冬に交尾するテントウムシ
4月初旬に見られた成虫と幼虫
4月初旬に見られたテントウムシの交尾
1月に入ってから永和の雑木林にオオタカやキタキチョウがいないかと思って出かけています。
今年はオオタカを良く見かけています。
成虫で冬を越すキタキチョウはずーっと見かけませんでした。
でも昨日(1月15日)になって久し振りに見かけました。
昨年度に比べると数は少ない感じです。
2日ほど前に雨が降りました。
蟹江はずーっと雨が降らずに乾燥していたのです。
その雨で地面が湿り、翌日が好天で気温が高かったので、枯葉の下から出てきたのではないかと思われます。
余談になりますが、数日前に海屋の善田川の土手下でご夫婦らしい人が土手をあちこち見回っていました。
そこで「ツクシですか。」と尋ねると、「去年は12月末に見かけたので、来てみたのですが見かけません。」と応えました。
そこで「雨が降ると一気に生えてくると思いますよ。」と話しました。
ワラビでそんな経験があったからです。
雨が降るというのは色々な動植物に影響を与えているのです。
永和の雑木林脇の農道は、ほとんどアカメガシワなどの枯葉だらけなのですが、それでもいくつかの植物が青々としているのです。
アブラナ科の仲間です。
その葉は何者かが食んだ食痕がついています。
幼虫がいるのかと思って葉の裏を見ましたが、何もいませんでした。
そんな葉の近くでテントウムシを何匹か見かけました。
雨が降る前にはテントウムシも見かけていません。
キタキチョウと同様に雨が降って翌日が好天で気温が上がったから出てきたのでしょう。
そのうち2匹は重なり合っています。
そして後ろに乗りかかっているテントウムシは体を小刻みに動かしています。
前にいるテントウムシはその乗りかかっているテントウムシより体が大きめで、じっとしています。
昆虫の世界もメスの方が大きいのでしょう。
産卵するための負担があるからだと思われます。
少し経つと乗りかかっているテントウムシがまた体を小刻みに動かしています。
これを何回か繰り返し続けていました。
多分交尾しているのではないかと思われます。
1匹のテントウムシがその2匹のいる場所にやってきて、最初じっと見ていましたが、そこを通り過ぎていきました。
その場で合計3匹のテントウムシを真冬に見かけたのです。
家に帰ってインターネットでテントウムシの交尾の動画を探してみたら、私が見かけたものと同じものが写っていました。
やはり交尾していたのでした。
こんな真冬の最中に交尾するなんてと思ってしまいました。
多分ナナホシテントウではないかと思われますが、産卵して寒さに耐えて孵化するのが3月になるのでしょうか。
真冬のテントウムシの交尾を見て、子孫が繋がるのだろうかと心配してしまいました。
(コウチュウ目 カブトムシ亜目 テントウムシ科)
カモ撮りこうちゃん