モグラの被害に遭っているコムギ畑を見かけた

永和で見かけたモグラの死骸

笹谷で見かけたモグラの死骸

自然に帰るモグラ

モグラか掘り起こした土(ウォーターパーク)

数日前に善田川新大井橋の土手を歩いていると、脇にあるコムギ畑の土が盛り上がっているところが多数ありました。

農家が耕作の都合上、土を盛り上げたのかと最初思ったのです。

でも生え始めたコムギが土の盛り上がりで無残になっているので、そうではないだろうと思い返しました。

こんな盛りあがった酷い光景を初めて見ました。

以前にも何か所か同様の現象を見たことがあります。

日光川ウォーターパークの芝の植わっている場所でも、何か所か盛り上がっていたのです。

どうもモグラの仕業ではないかと思われます。

モグラは土中の土を掻きながら穴を作って前進して、潜む昆虫やミミズなどを捕食します。

その掻い出した泥や土を地表に押し上げるようなのです。

これまで生きているモグラは見かけたことはありません。

でもモグラの死骸は目にしたことは何回かあります。

2020.8.29づけのblog「死んでいるモグラを見つけた」では永和で見かけたモグラの死骸について書きました。

他にも十年ほど前には、蔵王の笹谷峠に向かう道路上で見かけました。

永和の農道で見かけたモグラは日が経つにつれて死骸が変化して崩れていく様子が見られました。

自然に帰るということでしょうか。

蟹江周辺は東北に比べると暖かく湿度が高いので、腐敗する進度は速いと思われます。

以前善田川の土手でネコが死んでいたとき、6月頃見かけた死骸は8月には骨だけになっていました。

コムギ畑の土の盛り上がりはモグラの被害だろうと思われます。

これほどの数が盛り上がっているのを見かけたのは初めてです。

しかもその盛り上がった場所は順番に並んでいます。

モグラが掘り進んでいった順に盛りあげた土が置き去りにされているようです。

これは単なる1匹のモグラの被害なのかどうか分かりません。 

小麦畑にするために耕運機で土起こしした畑でコムギ栽培をしていると思われるので、土そのものは柔らかく、モグラにとって掘りやすいはずです。

昔から畔などにヒガンバナを並べて植えて、モグラが入り込まないようにしていたという話を想い出しました。

それほどモグラを意識しないといけないのかと当時思ったのですが、このコムギ畑のモグラ被害の現状を見ると、そんな悠長なことではなさそうだなと思ってしまいました。

(哺乳綱 真無盲腸目 モグラ科)

カモ撮りこうちゃん