セイタカシギを12月下旬に見かけた その1

12月23日に見かけたセイタカシギ

4月下旬に見かけたセイタカシギ

鳥の仲間は似たものがたくさんいてなかなか同定できないでいます。

シギの仲間も同様です。

撮ったものの鳥名が分からない写真を鳥見(鳥情報交換)サークルに投稿します。

見かけた時期と場所を記し、こんな名前の鳥ではないかと思うけどと掲載すると、形態的な違いばかりでなく習性の違いをよく知っている人たちがいて、すぐコメントをつけてくれます。

そして教えてもらっています。

そんなことを繰り返しながら、鳥の仲間の違いや習性の違いなどを少しずつ潰していきながら、同定できるようになりたいと思っています。

もっと早くこうしたことをしておけば良かったと後悔しきりです。

12月23日に飛島村の金魚養殖池で見慣れないシギが餌を探しているのを見かけました。

池の水の深さはそれほどでなく、懸命に嘴を突っ込んでいました。

一見すると春先に見かけるセイタカシギのような顔つきです。

この季節に見かけたことはなく、足の長さも短いように感じたのです。

3年続けて4月下旬から5月連休前に、セイタカシギを1~2羽ずつ見かけていました。

渡りの途中でこの田んぼ周辺に寄ったのだろうと考えていたのです。

私の考えでは12月下旬にセイタカシギを見かけるはずがないのです。

とにかく写真と動画を撮りました。

セイタカシギに似ているけど、違う気分になっていたのです。

その時カメラの調子が悪く連写機能が働かずに、飛翔しているときの様子がぼやけていましたが、足のピンク色と長さは正しくセイタカシギでした。

その写真をフェイスブックに「金魚養殖池でセイタカシギを見かけました。この時期に見かけたのは初めてです。3年ほど続けて4月末に見かけています。何故この時期に見かけたのか不思議です。冬鳥でやってきたばかりなのか、また4月は帰る時期だったのか、今のところ不明のままです。」と投稿しました。

すぐ「セイタカシギは繁殖していますので、繁殖を終えた個体です。」と反応がありました。

そこで「留鳥か旅鳥で国内で繁殖して一年中見られるのでしょうか?コメントいただけたら嬉しいです。」と投稿しました。

私のような素人の質問に丁寧に応えてくれる人がいます。

顔も知らずどこに住んでいるのかも知れない人から学んでいるのです。

意図的教授―意図的学習の例になるかも知れないと思ったものです。

明日のblogではその人とのやり取りを載せる予定にしています。

(チドリ目 セイタカシギ科)

カモ撮りこうちゃん