たくさんのトビが骨粉工場の上空を飛び回っていた その2
骨粉工場の上空を飛び交うトビ
五条川の堤防の木々にとまるカラス
トビとカラスのせめぎ合い
2022.2.14づけのblog「たくさんのトビが骨粉工場の上空を飛び回っていた」で、飼料や肥料及び膠(にかわ)を製造していると思われる工場付近の上空で、冬になると多数のトビとカラスが飛び交っていると書きました。
久し振りに五条川にカモの写真を撮りに行った際、前回と同様に工場の上空でトビが多数飛び交っていました。
前回よりも数は多いように感じました。
工場付近と五条川対岸の木々には、たくさんのカラスが常駐していて、一年中見ることができます。
対岸の木々はコロニー状態になっています。
夏に出かけたとき、トビを工場付近で見かけないことがありました。
他の獲物を求めて分散していって、冬になるとこの場所に集まってくるのではないかと思われます。
この工場から出る排気ガスは気持ち悪くなるような臭いです。
でもトビもカラスにとっては、その臭いが動物の死肉を連想させているのかも知れませんね。
冬に工場の上空をトビが風を受けながら悠々と飛んでいると、カラスが数羽で追いかけていきます。
ほとんど場合、カラスがトビを追いかけています。
トビの飛び方は大きいので小回りが利きません。
対してカラスは戦闘機のように小回りが利き、上からトビを攻撃しています。
少し経つと1羽のカラスだけになってしまいますが、それでも執拗に追いかけていきます。
そんなトビとカラスの攻防がいつも見られます。
いつも疑問に思うのは、トビとカラスはどうやって工場から餌を調達をしているかということです。
工場から五条川に小さい用水路が流れていて、クリーム色の排水が流れています。
五条川の水も一部クリーム色になって流れていきます。
そんな小さい用水路と五条川の水辺でカラスが餌採りしています。
流れてくる餌を採っているようです。
先日も五条川が干潮で砂地が表れたところで、多数のカラスがさかんに餌を探していました。
ところがトビが用水路や五条川の水辺で餌採りしている場面を見たことがありません。
それなのになぜ多数のトビが工場上空を飛び交っているのか不思議なのです。
推測に過ぎませんが、製品を作る際、工場の家屋外に置いてある材料を狙っているのではないかと思っています。
ある時その材料が外に置いてあるのを見かけたことから、そんな想像をしています。
十分に餌を採れないとしたら、ここに多数のトビが駐留しているはずがないからです。
蟹江近辺で冬にこれほどの数のトビが見られるのはこの五条川だけです。
その意味で貴重なトビと出会える場所になっているのです。臭いが凄いのですがー。
(タカ目 タカ科)
カモ撮りこうちゃん