キダチチョウセンアサガオは木の仲間らしい
キダチチョウセンアサガオ
チョウセンアサガオ(チョウセンアサガオ属)
9月の終わりから10月になると大きな黄色い下向きの花を咲かせる植物を見かけるようになります。
どこでも見かけるという訳ではなく、ときどき目につく感じですが、とても印象に残ります。
蟹江周辺では日光川の河口近くの土手下の民家の庭、愛西市福原輪中内の畑に生えています。
チョウセンアサガオというので、1年草の植物だと思っていました。
日光川の土手下のその植物はかなり背が高く、たくさんの黄色い花をブラ下げています。
昨年と同じ場所に咲いています。
その茎を見るとかなり太く、一年草でもこんなに太くなるんだなぁと思っていました。
とにかくその存在感が大きく印象的で、この植物を見たら忘れられません。
ところがチョウセンアサガオの仲間には、キダチチョウセンアサガオ属とチョウセンアサガオ属の2属があり、私が見かけたチョウセンアサガオはキダチチョウセンアサガオ属に入るようです。
ウィキペディアには「かってはキダチチョウセンアサガオがチョウセンアサガオ属から独立していなかったが、現在は別属として扱われる。その名残から両属よく混同される。~中略~ キダチチョウセンアサガオ属:高木または低木で、下向きに花をつける。チョウセンアサガオ属:一年草または多年草で、上向きに花をつける。毒性として主に地下茎から抽出した成分は、聴覚性幻覚、急性痴呆、行動異常を引き起こす。」と記されています。
ENERGREEN(植物図鑑)には「3~10mほどになる低木または小高木。葉は互生する単葉で、大きく、縁が波状または全縁となります。花は葉腋に単生し、長さは10㎝~50㎝ほどになる先端が大きく開いたラッパ状~筒状で下向きに咲きます。花冠は浅く5裂し、先端は角状にとがって反転します。花筒の首部は細くくびれます。花は夜に香るものが多いです。花色は白やオレンジ、黄色、ピンクなどがあり、八重咲のものもあります。萼は長い筒状です。~中略~ 暖地では大きく育てることができ、花のつきの良いものであればのべ100輪以上の花が咲きます。増殖は実生か挿木、取木によります。害虫としてヨトウムシやハダニがあります。アルカロイドなどを含む有毒植物です。~中略~ 日本で広く栽培されているものは本種であることは少なく、多くが交配品種です。」と記されています。
南アメリカが原産地でヨーロッパでいろいろと品種改良されてきたようです。
今のところ観賞用に育てる園芸植物なのかと思われます。
でも存在感が大きいので興味のある人は多いようで、動画をたくさんの人が視聴してくれるのもそんな理由だと思われます。
(ナス科 キダチチョウセンアサガオ科)
カモ撮りこうちゃん