見かける3種類のクモで気がついたこと

コガネグモ

ジョロウグモ

ナガコガネグモ

クモについてはよく分かっていません。

少しずつ勉強していこうと思っています。

一年を通してみると、目立つクモにはコガネグモ、ジョロウグモ、ナガコガネグモがいます。

クモの中では大型の部類に入るクモたちです。

観察しているとクモが見られる時期がクモの種類によって違っているようなのです。

私はこの3種類のうち、ジョロウグモは小さいときから知っていました。

また天童の住んでいたアパートの2階は、10月過ぎると夜電球を灯すので、通路の天井にジョロウグモが巣を張って獲物を待ち構えていました。

晩秋になって寒さが強まると死んだまま巣に張りついていたのを想い出します。

巣造りが最盛期の頃は廊下のクモの巣を掻き分けて部屋の出入りをしたものです。

秋を過ぎると日が短くなって、地方都市の天童の夜は周りが暗くなります。

そこで廊下の明るい電灯にジョロウグモが集まってくるようでした。

廊下は獲物を狩るのに最適な場所なのでしょう。

そんな経験があって、ジョロウグモは10月になると見られるクモだと思うようになりました。

蟹江に戻って6月頃に日光川の土手や叢を歩いていると背中に黄色い大きな模様があるクモを見かけました。

それがコガネグモです。

このクモは鹿児島県姶良市加治木町のクモ合戦に使われるクモです。

2021.6.17づけのblog「6月にコガネグモを見かける!」で書きました。

この時期から夏にかけてはよく見られるクモです。

ナガコガネグモはいつごろ見かけるのか、ずーっと分かりませんでした。

昨年8月初旬に田原市の黒河湿地にハッチョウトンボを撮りに行ったとき、その木道の脇にナガコガネグモが巣を張っていました。

ナガコガネグモだと思いながら動画を撮りましたが、この時期に多く見かけるとは考えていなかったのです。

今年の9月過ぎに海津市ハリヨ公園近くの津屋川の土手近くで、ナガコガネグモが巣を張っているのを見かけました。

しかも数か所で見かけたのです。

まだジョロウグモを見かけない時期です。

3種類の大型のクモは発生する時期が異なっていて、時間的な棲み分けが起こっていると思われるのです。

6月から夏にかけてはコガネグモ、8月から9月にかけてはナガコガネグモ、10月に入るとジョロウグモというように時期をずらしながら発生しているようなのです。

同じクモといっても季節の推移に合わせながら、それぞれの種を繋ぐ生き方をしていることに感心してしまいました。

(ジョロウグモ ジョロウグモ科 ジョロウグモ属)(コガネグモ ナガコガネグモ コガネグモ科 コガネグモ属)

カモ撮りこうちゃん