自宅の庭で羽化したトンボの不思議な行動

ここ数年狭い庭の水槽でトンボが羽化しています。

プラスチックのプランターの底を接着剤で詰めて水槽にしたものがほとんどで、発泡スチロールとか塩化ビニールの水槽を含めると20個以上になります。

庭は雑草だらけの叢(くさむら)状態になっています。

ベニイトトンボが発生するようになってからは水槽を掃除せず水だけ足して、雑草は伸び放題にしています。

ベニイトトンボは準絶滅種で、自宅の庭で発生するようになった理由は、アナカリス(オオカナダモ)の茎に埋め込まれた卵からではないかと思われます。

買ってから6年経ちますが、今年の発生数は80~90匹くらいです。

ベニイトトンボは私のような例もあってか、準絶滅種の危機を脱しようとしていると聞いています。

羽化する他のトンボは、オオシオカラトンボとシオカラトンボです。

あとアジアイトトンボも少し発生しています。

オオシオカラトンボは今年5匹ほど羽化しました。

シオカラトンボは2~3匹羽化しています。

いつも庭に出ていないので私が確認した分だけです。

オオシオカラトンボを観察していて、面白いことに気がつきました。

羽化して2日ほどは庭のステンレス製の物干し台などにとまっているのです。

それからいなくなります。

オオシオカラトンボが羽化したとき、ベニイトトンボが少なくなったように思ったので、庭に水を撒くときにオオシオカラトンボにかけて追い払ったのですが、撒き終わると物干し台に戻っていました。

羽化したらすぐ飛び去っても良さそうなのに不思議です。

オオシオカラトンボ全てがそうでした。

シオカラトンボも同様でした。

羽化して間もないから留まっていたのかも知れませんが、とても不思議な行動に思えました。

ベニイトトンボの場合には産卵場所はこの庭しかありません。

飛翔力の関係で遠くまで移動できないと思われます。

移動したとしても、せいぜい無住の隣家の庭でしょう。

先日庭に出るとオオシオカラトンボのメスが産卵していました。

オオシオカラトンボはこの近辺ではほとんど見かけません。

産卵するのは受精卵を持っていることを意味します。

このメスはこの自宅の庭で羽化し、この庭に戻ってきた可能性もあります。

オオシオカラトンボもシオカラトンボも、羽化した場所に数日留まることで、場所の刷り込みをしている可能性があります。

またこんな団地の小さい庭の水槽に、オオシオカラトンボのメスがやってきて産卵するのもとても不思議なことなのです。

オオシオカラトンボやシオカラトンボが、なぜ羽化して数日間庭に留まるのか、なぜ産卵するために戻って来るのか(?)、幾つもの疑問が湧いてきます。

これは私のトンボの想像の世界に過ぎないかも知れませんが、その可能性も少しはあるように思っています。

本当かなー。

カモ撮りこうちゃん