書かれていた通りハンゲショウの花穂が立ち上がっていた
2022.6.12付のblogで書きましたが、ハンゲショウの花を初めて見かけました。
蟹江周辺で野生のものはほとんど見かけていません。
愛知県は含まれていませんが、およそ23都府県で絶滅危惧種になっているようです。
そのハンゲショウを見かけた時、先端の白い葉の脇から花穂が垂れていました。
それが成熟して花が咲きだすのだろうと思っていたのです。
「庭木図鑑 植木ペディア」には「開花は半夏の前後にあたる7月上旬で、白い小さな花が穂状に集まって咲く。蕾の段階では花穂は垂れ下がっているものの、開花が進むにつれて立ち上がる。」と記されています。
この文章を見てから、本当に花穂が立ち上がるのか確かめたいと思っていました。
初めて見たのが6月8日でした。
それから2週間経ってまた見に出かけました。
すると成熟した花穂の多くは立ち上がっていたのです。
見た時はなぜか感動してしまいました。
書いてあった通りだったからです。
立ち上がった花穂はサラシナショウマ(キンポウゲ科サラシナショウマ属)と同じような風情に見えました。
ハンゲショウそのものも希少種なのに、その植物について詳しい生態などを知っている人たちがいたことに感嘆してしまいます。
植えている家人は、そうした風情を楽しめる人なのだろうと勝手に想像しています。
来年も同じ庭で見かけられたらと思いながら、帰ってきました。
(ドクダミ科 ハンゲショウ属)
カモ撮りこうちゃん