水田の雑草かと思ったらイネの直播(じかま)きらしい

5月の連休を過ぎると田植えが始まります。

先日永和の田んぼで田植えをしている女性と話をしました。

「品種は何を植えていて、反(10アール)当たり何俵くらい穫れますか?」と尋ねると、「アイチノカオリで、480キロほどです。」と応えてくれました。

「田植えを請け負う会社の社員です。」と話してくれました。

田植えしている人はご主人でもともとの自分の家の田んぼのようです。

農家も高齢化が進み、大型化農業に政策転換したので会社経営になって、農家の人たちも雇用されて田植えをしているのです。

永和の関西線近くの田んぼを歩いていると、水を張った田んぼに雑草がたくさん生えています。

これから田んぼを土起こしして均して田植えするのだろうと思っていました。

数年前からこうした田んぼがありましたが、今年はたくさんあるのです。

その雑草を見るとイネのようです。

その雑草は一列に並んでいるところもあり密生している感じです。

それを見て直播きかもしれないと思いました。

アメリカのカリフォルニア米も直播きに違いありません。

秋に蒔く小麦も直播きになってきています。

この田んぼの様子を見ていると、田植えがだんだん直播きに代わっていくかも知れません。

BOTANICAの「直播による水稲栽培とは?~」には「縄文時代に米栽培が伝来したあと弥生時代までは直播栽培がおこなわれており、種もみを田にまいていました。しかし雨が続くと種が流されることが多く生育が安定しません。そのため、田の一角で種もみから苗を育てる『苗代』が誕生し、奈良時代には直播栽培から移植栽培に完全に切り替わったとされています。~中略~ 湛水直播栽培では種もみが発芽できるよう、種子を資材でコーティングします。種もみの発芽には酸素が必要で、少しでも泥に埋まると発芽しません。そのため泥の中の酸素を供給するカルパー剤(酸素発生剤)を種もみの表面にまぶします。また資材に種子の重さを増やし根を抜けにくくする鉄コーティング種子があります。~中略~ はじめの水管理では種まき後に発芽促進のため、播種後に落水(田んぼの水を抜く)をおこない土中に酸素を供給します。」と記されています。

確かに雑草だと思っていた直播きの田んぼで水が抜かれているところがありました。

発芽を促進し根の活着させるためだったのでしょうね。

これから直播きが普及してくるかも知れませんね。

ただ収量がどうなのか心配になりますが、農水省農産振興課の少し古い資料では、2008年度で田植えに比べて93%となっています。

また60キロ当たりの費用も98%になっています。

また栽培面積も徐々に増えてきているようです。

田植え機や早乙女による田植えの風景などの文化が、近い将来なくなるかもしれないなぁと思ってしまいました。

(イネ科 イネ属)

カモ撮りこうちゃん