ニガナは思っていたより小さい花だった

春になると蟹江周辺では黄色い花を咲かせる植物がたくさん出てきます。

まずはキク科の越年草のハハコグサ、次いでタンポポの仲間、ハルノノゲシ、オニタビラコ、オオジシバリなど時間をずらしながら咲き始めます。

そんな中に少し遅れてニガナも咲き始めます。

他にはバラ科のヘビイチゴ、キジムシロや、カタバミ科のカタバミ、オッタチカタバミなどが咲いています。

当然アブラナ科のナノハナも咲き出します。

こんな花の様子から、春は黄色い色彩の風景だといっても良いでしょう。

植物の専門家ではないので、なかなか周りの黄色い花の区別ができないままでいます。

少しずつ区別できるようになる楽しみがあると思いつつも、どれも似ていて混乱してしまうのです。

最近やっとタンポポとオオジシバリの区別ができるようになりました。

オオジシバリとニガナの区別はずーっとできませんでした。

分かっている人には、こんなに違うのにと思われるほどの違いがあるのですが、それができなかったのです。

ニガナの花は思っていたより随分小さい花であることに驚きました。

でも5弁に分かれた花はすっきりして綺麗な花だと思います。

永和駅北側の叢や長良川の土手下の叢で、5月中旬頃に咲いているニガナを見かけました。

オオジシバリはその前から咲いています。

今ではオオジシバリとニガナは全く違うものだと分かりますが、その当時は、どれも似ているように見えて区別できなかったのです。

陽当たりの良い叢に咲いている感じです。

先日ニガナの写真を整理していたら、天童の原崎沼にある「網張の里」の叢でニガナが群生している写真が出てきました。

6月初旬の写真でした。

ウィキペデイアには「路傍・田畑・山野に普通で環境により多形を示し、日本全土、東アジアの温帯~亜熱帯に分布する。高さ約40~70㎝で、茎は上部で枝分かれし白汁を有し、苦みが多く、和名の由来にもなっている。根出葉は柄が長く、茎葉の基部が茎を抱き、下のものほど細長い。5~7月に、黄色の5弁花に見える舌状花を5~7個もつ頭花を散状に開く。雄蕊(ずい)は筒状に合着し、先が二つに分かれた花蕊を抱く。」と記されています。

とてもありふれて目立たないのにずーっと気になっていた花でした。

自分の存在のような気がしてしまう感じがあったからではないかと思います。

本当かなー。

(キク科 ニガナ属)

カモ撮りこうちゃん