不明なシギがコアオアシシギだとやっと分かった

2年ほど前の4月中旬~5月初旬に、シギの仲間を田んぼで見かけるようになりました。

それまではカモなどの冬鳥が北帰行して、3月~5月までは端境期で鳥やトンボ類が見られない時期だと思っていたのです。

ところが愛西市立田のハス田や飛島村の田んぼで何種類かのシギを見かけてから、シギが渡りの途中で周辺の田んぼやハス田に寄ることを知って観察するようになりました。

タシギは1年中見かける留鳥で分かるのですが、その他のシギの区別はほとんどできないままです。

4月17日に愛西市立田のハス田にタゲリを撮りに行ったものの、タゲリはおらず他の2種類のシギを見かけました。

昨年も飛島村で同じシギを見かけているのですが、名前や習性かは分かりませんでした。

そこでフェイスブックで参加している「鳥見サークル」に投稿して、名前を教えて貰うことにしました。

するとすぐ反応があって「タカブシギとコアオアシシギで共に夏羽です。」と教えてくれました。

参加者の中にはとても詳しい鳥情報を持っている人がいて、親切に教えてくれるのです。

管理人も「鳥見サークルは鳥情報の交換場所」と言っています。(タカブシギはいつか書く予定)

コアオアシシギは足が長く、嘴が細長く白っぽい腹の優しい感じのシギです。

ウィキペデイアには「コアオアシシギは主にロシア南部から中央アジアにかけての地域で繁殖するが、中国東北部でも局地的に繁殖している。冬季はアフリカ中部から南部、インド、東南アジア、オーストラリア等に渡り越冬する。日本では旅鳥として春と秋の渡りの時期に本州、九州、沖縄において見られるが数は多くない。越冬する個体もいる。~中略~ 越冬時は海岸近くの水田や湿地、干潟等に生息する。日本には単独か数羽の群れで渡来することが多い。繁殖期には、湖沼や湿地の側の草地などに生息する。食性は動物色で水生昆虫や甲殻類、貝類を捕食する。繁殖形態は卵生。地上に営巣し、普通4卵を産む。」と記されています。

一昨年撮ったシギの写真にもコアオアシシギが写っていました。

見かけるのが稀なシギのようですが、南で越冬し北帰行す道順は、毎年同じ可能性があるからでしょうか。

撮った動画をYouTubeに掲載してから、資料を集めようと「コアオアシシギ」と検索したら、さっき載せたばかりの動画が「コアオアシシギ」の資料の中に既に含まれていました。

AI機能の故だと思いますが、その情報処理の速さに驚いてしまいました。

(シギ科 クサシギ属)

カモ撮りこうちゃん