団地の用水路でカワセミを見かけた

カワセミは川や沼、用水路などに住んでいます。

住んでいるはずなのに簡単に出会いません。

思っている以上に縄張り範囲が広いからではないかと思われます。

永和でも佐屋川でも日光川でも見かけますが、出会うのは10回に1回程度の感じです。

それも飛んで逃げていく場面が多く、写真や動画に撮れるのは更に難しいのです。

昨年4月にソメイヨシノが咲き出したので団地内の用水路にメジロの写真を撮りに行きました。

そこで水面上を飛んでいくカワセミを初めて見かけました。

この用水路にもカワセミがいるんだと驚いたのです。

飛んで行った先まで行きましたが、カワセミは見つけられませんでした。

今年の3月下旬に日本三大桜の根尾谷淡墨桜(エドヒガン)のひこばえが育った木に来るメジロを撮っていたところ、水面上をカワセミが飛んでいきました。

そこに団地に住む高齢者の男性が近づいてきて話しかけてきました。

私が「メジロが来るので写真を撮っているのです。」と応えると、その人は「5年程前にはウグイスもいたのですが、最近は見かけません。」と話しました。

話がすんで一度別れて少し経つとまたやってきて「さっき水面上をカワセミが飛んでいきましたよ。飛んでいる姿しか見かけませんが。」と教えてくれました。

私が「昨年も見かけたので知っていました。有難うございます。」と応えました。

メジロの写真を撮り終わったので、カワセミがいたと言われた方に歩いていくと、ソメイヨシノの木が植えてある排水溝の鉄脇にカワセミがとまっていました。

すると先の用水路の方に飛んでいきました。

用水路を横切る道路の下はトンネルになっているのですが、そのトンネルを通って反対側の用水路に飛んでいきました。

カワセミは前方の枯れたヨシの茎にとまっています。

遠くから写真を撮りましたが、カワセミとの間に茎か枝が入ってうまく撮れませんでした。

用水路をどこまでもカワセミの後を追いかけていくと、名古屋市と蟹江の境の福田川近くの水門に通じていました。

いつか団地の用水路はどこに通じているか確かめたいと思っていたので、カワセミを追いかけていって知ることができました。

この用水路は濁っていて小魚はほとんど見かけません。

コイは時々見かけますが昔ほど魚はいなくなっています。

その代わりミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)が用水路に浮かんでいます。

カワセミはオスのようですが、用水路での行動範囲は2キロくらいではないでしょうか。

餌がないのではと心配しているのですが、体は痩せこけている感じではありません。

用水路で小魚を捕れているのでしょうか。

とても疑問に思っています。

(ブッポウソウ目 カワセミ科)

カモ撮りこうちゃん