薄い赤紫の花が美しいショカツサイ(オオアラセイトウ)
春に車を走らせると畔や畑の一角に薄赤紫の花をつけたアブラナ科の植物を見かけます。
それがショカツサイ(オオアラセイトウ)です。
その花の色が美しいのでどなたも見かけたことがあるのではないかと思います。
以前のblog(2021.5.16付)にも書きましたが、通常ハナダイコンと言われているものには2種類あるようです。
1つはショカツサイで、もう1つはゴウダソウです。
よく見ると葉の形や実のでき方が違うのですが、他の植物の花の色と比べて、共通の赤紫の花なので同じに見えてしまうようです。
蟹江や岐阜県海津市でも見かけますが、ほとんどはショカツサイでゴウダソウは見かけたことがありません。
数日前も自宅付近の畑を歩いていると、そこにショカツサイが咲いていました。
最近ではゴウダソウとショカツサイは見た瞬間に区別できるようになりました。
ショカツサイは見かけるのに、ゴウダソウを見かけない理由は何でしょうか。
多分日本に入ってきた時期によるだろうと思われます。
ウィキペデイアには「オオアラセイトウはアブラナ科オオアラセイトウ属の越年草。別名ショカツサイ、もう一つの別名のムラサキハナナ(紫花菜)は『紫色の菜の花』の意であるが、単に菜の花(アブラナ)に形状が似ているというだけでなく、実用面でも野菜としての利用や種から油を採取する点などでもアブラナとの共通点が見られる。~中略~ 原産地は中国で、東部に分布し、東北及び華北地区では普通に見られる。ヨーロッパ南部に帰化しているほか、日本では江戸時代に輸入され栽培されたものが野生化し、全土で見られる。~中略~ 2月頃から成長を始め、3月から5月にかけて開花する。最盛期には50㎝くらいまで直立する茎を伸ばす。5月から6月頃に種子が熟し、自然に散布される。一年草だが繁殖力が強く、花が咲いて種が散布されると、翌年から定着しやすい。」と記されています。
ヨーロッパ原産のゴウダソウは1901年に大学教授の合田清さんが日本に持ち帰ったのに、ショカツサイは江戸時代で広がりに違いがあるのは合点できるところです。
ショカツサイは前にも書きましたが諸葛孔明からきたと謂われています。
軍事行動しながら野菜として栽培させたのではないかと思われます。
近くの善田川には土手にダイコンの白い花が咲きますが、モンシロチョウが花の蜜をすっているのをほとんど見かけません。
オスがメスを求めて飛んでいるだけの感じです。
数日前に見かけたショカツサイの花にモンシロチョウがとまって吸蜜(?)していました。
ショカツサイの花には蜜が多い感じがしないので、それを見て驚いてしまいました。
(アブラナ科 オオアラセイトウ属)
カモ撮りこうちゃん