なかなか注意が向かないハクセキレイだけど

蟹江周辺にいる野鳥のうち、いつも見かける鳥には注意が向かない傾向があります。

例えばカラス、スズメやハクセキレイなどです。

結果として写真数も少なくなります。

同じ場面でハクセキレイとオオタカとかタシギを見かけたら、当然オオタカやタシギの写真を撮ってしまいます。

セキレイにはセグロセキレイ、キセキレイやハクセキレイがいます。

セグロセキレイやキセキレイにはなかなか出会えないので、見かければ写真を撮りたくなります。

しかしハクセキレイはそんな気持ちになれません。

ハクセキレイの中には一見するとセグロセキレイかと思う個体もいますが、過眼線(かがんせん)の黒が通っているかで判断しているようです。

このようにハクセキレイは善田川の土手や川原、永和の沼などどこでも見かけています。

ハクセキレイは人間に近いところで住んでいて運動場とか道路で頻繁に見かけます。

車のエンジンルームに営巣したというニュースも放映されていました。

冬のこの時期には小群で川の土手や田んぼ跡で見かけます。

基本的には穀類やミミズや昆虫などの雑食だと思われますが、尾を振りながら餌探しをしています。

他の鳥に比べると警戒心は少ないようです。

「日本の野鳥」(叶内拓哉 安部直哉他 山と渓谷社)には「漂鳥または留鳥。海岸、河川、農耕地など。繁殖期以外は1羽で生活し、食物の多い場所には何羽も集まることがある。常に尾羽を上下に振りながら歩く。地上にいる昆虫類や水中の水生昆虫類を採食し、ときどき飛んでいる昆虫類や空中採食する。やや長距離を飛ぶときは波状飛行になる。工場や橋など建造物の棚や街路樹などを集団ねぐらにする。」と記されています。

秋の終わり頃に盛んにハクセキレイの追っかけっこを見かけます。

番いになるための行動ではないでしょうか。

先日飛島村で土起こししていた耕運機の後ろを、たくさんのハクセキレイが後を追いかけながら餌探しをしていました。

エサが捕れると分かっているのですね。

その後にはムクドリがやってきて同じように餌探ししていました。

どの鳥たちも必死に生き続けようとしている点では同じはずなのに、私の軽重の価値観を投影して鳥たちの写真を撮ってしまっていたようです。

数年前善田川河口の土手で、ベテランの鳥観察者の40代の人と話したとき、オオタカよりはノグソダカといわれるノスリの個体差に興味があると話していました。

鳥の世界をもっと知るようになれば、好き嫌いや軽重の価値観を越えて、野鳥の生き方を理解できるようになるのかなーと感じたものです。

(スズメ目 セキレイ科)

カモ撮りこうちゃん