ヒヨドリが水浴びしてた

蟹江周辺では秋から冬にかけてヒヨドリをたくさん見かけます。

夏に見かけることもあります。

その中に幼鳥だと思われるヒヨドリもいるので山地に移動しないまま、留まっている仲間もいるのではないか思われます。

ヒヨドリはムクドリのような大群でなく小群で行動しています。

キーキーと鳴きながら木々の間を飛び交います。

それも頻繁に移動します。

そんな習性のようです。

秋から冬にはカキやナンキンハゼの実を食べたり咥えているのを見かけます。

弥富市海屋の土手で初めてヒヨドリが水浴びしている様子を見かけました。

2羽が用水路に飛び込んで水浴びしていたのです。

その話を知人にしたら「暑いからですか。」と尋ねられました。

私は「冬でも頻繁に鳥たちは水浴びします。場合によっては凍っている水溜まりの融けだした部分で水浴びすることもありますよ。」と応えました。

「どうしてなのですか。」と尋ねるので、「多分羽を清潔に保ちたいのと、ハジラミなどを落としたいからだと思います。」と応えました。

ハジラミに関して、ヒヨドリではありませんがオオジュリンの尾羽の異常が見つかったという調査がありました。2011年に新潟県の福島潟では、数ミリ程度の虫食いの穴や先が欠損しているもの、尾羽の長さが長いものや短いものなど、標識放鳥の7.1%に異常が見つかったと言われています。その年に全国で放鳥されたオオジュリンのうち13.8%で尾羽の異常があり、異常があったのはその年に生まれた幼鳥(97.3%)だということです。そうなった原因にはハジラミ、細菌などの寄生生物やウイルス性の疾病、甲状腺の異常、放射性物質による突然変異などが考えられていますが、ハジラミも有力な原因の1つになっているようです。ヒヨドリ自身はハジラミによる痒みを感じて、それを除きたいから水浴びしているのではないかと思われます。

蟹江新田の土手で、土手下の民家の庭にメジロが来ているので写真と動画を撮っていたら、ウォーキングしている高齢者と出会い話をしました。

話の中でヒヨドリの話題になり、ヒヨドリが車のサイドミラーの鏡に向かって羽ばたいていたと聞かされました。

そこで「ハクセキレイではなかったですか。」と尋ねると、「いやヒヨドリでした。セキレイは好きではありません。」と応えました。

私はこれまでハクセキレイがそうした行動をとっているのを見かけていますが、ヒヨドリでは見かけていません。

いつか見かけることができればと思っています。

ヒヨドリといえば、一の谷合戦の「ヒヨドリ越えの逆落とし」をすぐ想い出してしまいます。

対連合しているようです。

(スズメ目 ヒヨドリ科)

カモ撮りこうちゃん