花の蜜はいつでも同じように出ているのかな?

花が咲いているとチョウやミツバチ、アブの仲間、ハナムグリなどの甲虫が花の蜜や花粉を集めにやってきます。

写真が上手く撮れると飾りたくなります。

永和駅の沼周辺を管理している農家の人が、畦や空地に除草剤を撒いたり刈ったりして雑草(?)が生えるのを阻止しています。

数年前から駅の北側の空地の一角にヒャクニチソウが群生していましたが、今年は夏が来る前に除草剤を撒いたので余り咲いていません。

昨年はそのヒャクニチソウにオオスカシバやホシホウジャクが飛んで来てホバリングしながら吸蜜していました。

今年は他の空地に偶然ヒャクニチソウが群生する場所がありました。

永和の沼や雑木林は定点観測地なので、雨が降っている日を除いて頻繁に出かけています。

すると曇り空や小雨が降り出している時には、ヒャクニチソウの花には吸蜜する昆虫はほとんど見かけません。

また午前中の早い時間や夕方にも昆虫が花で吸蜜していないのです。

それを見てどの昆虫も1日の活動時間が決まっているのではないかと思っていました。

雨の日や曇りの日には、活動そのものを控えているのではないかと思っていたのです。

そのこととは別に、昔から花の蜜はいつでも花のメシベの根元から沁みだすように一様に同じ量が出ているのか疑問に思っていました。

多く出たりほとんど出ない時もあるのではないかと思ったのです。

とても夜間には蜜が沁みだしているとは思えませんから。

昆虫が花に集まる時刻は陽射しが強い午後10時半から3時半くらいまでです。

そう考えた時、昆虫の行動と吸蜜する花の蜜の間には関係があるのではないかと思い始めました。

植物は太陽の陽射しを受けて炭酸同化作用(光合成)を行います。

陽射しが強いとその太陽エネルギー量も多く光合成した産物は多くなります。

その産物として体を維持し生長させる以外に、種子を作る養分や昆虫を呼び寄せる蜜も作り出しているのではないかと思うようになりました。

昆虫がヒャクニチソウに集まる時間帯や天気の状況を考えると、ヒャクニチソウが蜜をたくさん出す時刻や天候を昆虫たちは分かっているのではないかと思うのです。

これも植物と昆虫との共生に入るかも知れないなと思ったものです。

本当かなー。

カモ撮りこうちゃん