春が来たと感じさせる野草 キバナノアマナ

東北の厳しい冬が終わると一斉に春の息吹を感じる野草などが芽を出し咲き出します。

言うまでもなく一番先に感じさせるものはマンサクですが、3月末から4月初旬にかけて他の野草も春の到来を知らせてくれます。

その中にキバナノアマナがあります。

最初はカタクリやアズマイチゲを探しに出かけたときに、黄色い花を咲かせる野草に出会ったのです。

4月初旬に天童のアパートから車で7~8分ほどの丘陵の北斜面の叢付近で見かけました。

キクザキイチゲなどが咲いている山沿いの場所では見かけていません。

カタクリやアズマイチゲが生えている里の場所で見かけました。また陽当たりが良いところが好きなような感じです。

葉の様子からユリの仲間だと思いました。

見かけたのは1本か数本の葉とツボミや花をつけた野草でした。

特にその黄色い花が印象的だったのです。

それからはキバナノアマナの写真を撮るために出かけることがありました。

図鑑などでキバナノアマナと分かったのですが、キバナではないアマナがあるはずです。

野山を歩きまわっていて、いくつか白い花を咲かせるキバナノアマナと似た雰囲気の花を見かけているのですが、まだ確実に同定できないままでいます。

ウィキペディアでは「国内では、北海道、本州中部以北に、国外では千島、樺太、朝鮮、中国、シベリア東部、ヨーロッパに広く分布する。」と記されています。どうも緯度が高いいところで生育しているようです。

確かに蟹江周辺、海津市あたりの叢では見たことはありません。

植物図鑑・エバーグリーンには「地下に径5~10㎜で卵形の鱗茎があります。鱗茎の外皮は茶色~黄色です。果実は径7㎜ほどの蒴果(さくか)で、3稜がある球形です。種子にはアリなどが好む付属体(エライオソーム)があり、アリによって散布されます。」とありました。

キバナノアマナはユリ科の球根、種子はユリのような蒴果の特長を持っているようです。

またカタクリ同様に、春先のまだ昆虫が多くない時期に確実に種を遠くまで散布してもらうための戦略を採っていることに感心してしまいました。

皆さんも春先にキバナノアマナを見かけたら、きっと感動すること請け合いです。

是非東北の春の野山を歩き回ってください。

(ユリ科 キバナノアマナ属)

カモ撮りこうちゃん