群生しているトキワツユクサを見かけた

ツユクサの仲間で知っているものは、ツユクサ、イボクサとトキワツユクサがあります。

ツユクサは畦や叢(くさむら)周辺でよく見かけ青色の花が咲きます。

皆さんもすぐ思い出せる花ではないでしょうか。

イボクサはそれよりは田んぼの水辺の縁(へり)の他、水面でも見かけられます。

茎を伸ばして増えていくので、農家にとってイボクサは厄介な害草として駆除の対象になっています。

それでも花は花弁の端が薄い赤紫色で可憐な花を咲かせます。

トキワツユクサは圧倒的に数が少なく、何か所かで数本トキワツユクサを見かけただけの記憶しかありません。

最近では名古屋市港区の戸田緑地公園の花壇で咲いているのを見かけました。

他の花壇に植えられている植物と比べても見劣りしないところから、園芸種である可能性があります。

そのとき数枚の写真を撮りました。

6月14日に愛西市の福原輪中に写真撮りに出かけました。

長良川の堤防から民家に通じるコンクリート階段を下りた薄暗い竹藪の周辺で群生しているトキワツユクサを見かけました。

こんなに多くのトキワツユクサを見たのは初めてでした。

トキワツユクサは花の形が3角で3枚のハナビラになっています。

その雰囲気はイボクサと似ていますが色は真っ白です。

これまでの経験からカメラで白い被写体を撮ると上手く撮れません。

今回も同様でぼやけてしまいました。

葉の形や咲いている雰囲気はツユクサのような感じです。

同じツユクサの仲間ですが、ツユクサはツユクサ属、イボクサはイボクサ属、トキワツユクサはムラサキツユクサ属で属が違います。

花の感じはムラサキツユクサに似ていて、同じ属だなあと思いました。

ウィキペディアでは「南アメリカ原産。日本には昭和初期に観賞用として持ち込まれ、帰化植物として野生化しており、外来生物法により外来生物に指定されている。」と記されています。

どのくらい繁殖力があるのか分かりませんが、身近に見かけるヒレタゴボウ、マツバウンラン、オトメアゼナなどの繁殖力の強さと比べると断然弱いように思います。

私が見ていないだけで、ある場所では大繁殖しているのでしょうか。

知りたいものです。

(ツユクサ目 ツユクサ科 ムラサキツユクサ属)

カモ撮りこうちゃん