カルガモの親子の動画がやっと撮れた!
春になると街中をカルガモの親子が歩いている写真や動画を見かけます。
ヒナが親の後を追いかける様子は微笑ましい光景です。
営巣場所から公園の池に移動する時に人の目に触れるのです。
蟹江周辺にもカルガモはいますが、産卵・育雛する場所は限られています。
田園地帯のせいか、孵ったばかりのヒナを連れたカルガモの親子を見るのは難しいようです。
親が用心深く警戒するからです。
それでも幼鳥になってしまうと沼デビューするようです。
永和の沼には春先にカルガモの番いが来て田んぼで採餌しています。
そして沼で営巣・育雛しているようです。
5月末から6月になると幼鳥が沼で泳いでいるのを見かけるようになります。
私が水辺に行くと遠くに移動していきます。
でも少しずつ慣れてくるのか恐れなくなってきました。
傍には寄ってくることはありませんが、逃げ出さなくなります。
昨年は2家族の親子がいました。
1家族は幼鳥が7羽で、別の家族は幼鳥が1羽でした。
沼の水面をそれぞれの家族が泳いでいました。
7羽の親は世話をせずに幼鳥と一緒にいるだけです。
1羽の親は小まめに幼鳥の様子を見ながら泳いでいます。
感情移入すると7羽の幼鳥は自信ありげで、1羽の幼鳥はびくびくして過保護の子どものようでした。
ある日1羽の幼鳥の方が見当たりしません。
親はギャギャと小さい声で呼んでいます。
でも幼鳥は現れませんでした。
私は天敵に襲われたのかと思い、親はどうするんだろうと心配になりました。
翌日に行ってみると幼鳥が親と一緒にいました。
昨日弥富市の三ツ又池公園のハス池に出かけました。
周りを歩いていると水辺でカルガモ親子を見かけました。
孵って10日ほどの7羽のヒナです。
ヒナは急ぐときに跳ぶように早く泳いでいきます。
びっくりしました。
その後土手で休んでいましたが、親は四六時中周りを警戒しています。
ヨシ原に隠れるようにしながら別の場所に移動して行きました。
とても用心深い親のようです。
ハス池を眺めると別の親子が泳いでいました。
これらはヒナが10羽で、親は池でヒナを泳がせながら一緒に泳いでいます。
ヒナは遊びながら水中に顔を突っ込んだりハスの葉を突っついたりしていました。
親はヒナをコントロールできないでなすがままにさせています。
この2家族のカルガモのヒナたちは、成長してどんなカルガモになるのか興味があります。
用心深い親と放任過ぎる親に育てられたヒナは、成鳥になって行動に違いが生じる可能性があります。
何となく人間の教育と類比させてしまいました。
(カモ科 マガモ属)
カモ撮りこうちゃん