ハナダイコンには2種類あった!

東北にいた頃は仕事の関係で、毎週宮城、山形、福島の3県を跨いで移動していました。

3年で12~13万キロくらい走っていました。

春になると車窓から赤紫の花を見かけるようになりました。

ハナビラが4枚なのですぐアブラナ科の仲間だと分かりました。

その色合いとハナビラの数からハナダイコンだと思い、時々降りては写真を撮りました。

昔のデジタルカメラだからでしょうが、この赤紫の色をパソコンに取り込むと、青紫の画像になってしまいます。

今使用中のカメラもデジタルなので、白や黄色の花は輪郭がぼやけてしまって鮮明に写りません。

ハナダイコンの赤紫も難しいのではないかと思われます。

画素数ばかりでなく、色の解像度の改良が進めば自然の花の色を映し出せるようなるかも知れません。

同じハナダイコンとばかり思っていたものに2種類あることが分かりました。

割と多く見かけるものはショカツサイと言われるもので、正式名はオオアラセイトウ(アブラナ科オオアラセイトウ属)です。

これは三国志に出てくる蜀の軍師であった諸葛孔明が、食料である野菜として栽培させたと言われています。

日本には昔に入ってきたものではないかと思われます。

もう一つはヨーロッパ原産のゴウダソウ(アブラナ科ゴウダソウ属)で、大学教授の合田清さんが1901年にフランスから日本に持ち帰ったと言われています。

実の形からオオバンソウとかギンカソウとも言われています。

またルナリアとも言われ、ルナは月のことで実の形を月になぞらえているとのことです。

このゴウダソウの実は、ドライフラワーとしてよく花屋でも見かけます。

この両者の違いは、開花時期はショカツサイが2~5月で、ゴウダソウは4~5月となっています。

また葉の形は、ショカツサイは茎の上の方では丸みを帯び、下の方はナノハナの形のようですが、ゴウダソウはハート形で縁がギザギザしています。

花の雄しべと雌しべが、ショカツサイが雄しべと雌しべが黄色いのに、ゴウダソウはそうなっていないようです。

こんな違いは傍に寄ってみないと分かりませんが、だんだん見慣れてくると見た瞬間に、どちらか分かるようになります。

人間の知覚と認識の妙なのかもしれませんね。

(ショカツサイ アブラナ科オオアラセイトウ属)(ゴウダソウ アブラナ科ゴウダソウ属)

カモ撮りこうちゃん