バラ科の花の特長とはどんなもの?
バラ科の仲間にはサクラ、ウメ、ボケ、キイチゴ、ヤマブキやユキヤナギなどの木の仲間とヘビイチゴ、キジムシロなどの野草の仲間があります。
これらの仲間は花のハナビラが5枚です。
私は昔から「ハナビラが5枚ならバラ科だ」と思い込んできました。
例外があればバラ科の知識が深まるきっかけになるので、それも楽しんでいます。
私たちの周りの世界には規則性があるのではないかと思っています。
例えばアブラナ科(ナノハナ)の仲間は4枚のハナビラです。
ダイコン、ハクサイ、ナズナ、キャベツやカブもみんな4枚です。
どうしてこんな規則性があるのかは分かりませんが、進化の途中で枝分かれして来たのではないかと思われます。
ところでバラは花びらが5枚じゃないと疑問を持つ人がいるかも知れません。
花屋で売っている花のバラは何枚ものハナビラを持っています。
元々の原型のバラは5枚のハナビラだったのです。
その原型のバラの雄しべがハナビラに変化したものを、人間が選択しながら品種改良して今の売っているバラになったと思わます。
サクラの八重ザクラも同じものですね。
種ができないので接ぎ木や挿し木で増やさなければならない筈です。
原型に近いノイバラは今でも5枚のハナビラを持っています。
そう考えるとサクラやウメも元々はバラと同じ祖先をもっていた可能性がありますね。
「ハナビラが5枚ならバラ科だ」とその逆の「バラ科なら5枚のハナビラだ」の規則性を駆使して、野山を駆け回って「これはバラ科の仲間じゃないか?」と探してみてください。
こんなことが自然探検の意味ではないかと考えています。
ほんとかなー。
(多くの木は 落葉低木)
カモ撮りこうちゃん